音楽・CD

2010年11月27日 (土)

智実さんの演奏会再び。

西本智実さん指揮・ラトビア国立交響楽団の演奏会に行ってきました。
前回同様客席は盛り上がり・・・
なんというか、かなりミーハーが入っている感じもしますが
(幕間にサイン会があったとかなかったとか;;)、
まあそれもそれぞれの楽しみ方の一つかなと思うことにしまして、
私なりのマイペースで楽しんでまいりました。
今回はマイスタージンガーに始まり、
ドボルザークのチェロ協奏曲で第一部を折り返し、
休憩後にチャイコの悲愴が演奏されました。
もうひとつのプログラムではショスタコの5番で、
そっちも聞きたかったなあというのが本音でした。
(私が智実さんの名前も知らずに最初に聞いてショックを受けたのはこの曲でした。)
基本的に、第一部の協奏曲で調子を上げて、
第二部のシンフォニーで勝負、という構成のようなのですが、
個人的には全部オケでがっしり聞いてみたいなあと思いました。
なんとなく物足りなさが残ったのは、
演奏の質ゆえではなく量であった気がします。

それはさておき、
第一部のチェロを聞いている間にドライアイがつらくなり、
眼をつぶって聞いていると瞬間意識が飛んでしまいました(_ _;;)うげげ。
前の晩に思い切り睡眠不足であったことをすっかり忘れていまして、
休憩時間にコーヒーを買いに走りました。
合間にコーヒーをいただくなんて(しかも目覚まし用に)ほぼはじめて(爆)。
ソリストのミッシャ・マイスキーさんの演奏はよかったのですが
(拍手が鳴りやまず2曲もアンコールをされたくらいで)、
いかんせんチェロの音色に眠くなる体質のようでした
(音が耳まで届かない感じがするのです←音量の問題??)。

アンコールはしっかり聞かせていただきました。ゴメンナサイ。
で、私としては気合を入れて聞かせていただいた「悲愴」の方は、
これだよ~~(TT)!!と嬉しくなる素晴らしい演奏でした。
自分はロシア音楽が好きなのか、智実さんの演奏が好きなのか、
それともこのオケが好きなのかとしばらく考えていましたが、
多分全部なんだろうなという気がしました。
やはり民族に流れる血、といいますか、
生まれ持っている歌の心、というのはあるように思います。
オケのまとまりやバランス、曲の解釈と仕上がり、
技術的な力の高さももちろんあり、
時に優美で、華やかで、
歌うところから頂点に持っていくところまでとことん細やかに仕上がっていて、
1・2楽章ですでに泣きが入りそうだったのですが(←ドライアイはどうしたんだ;;)。

この歌はこのオケだから奏でられるものであるように思いました。
ふと、
音楽に国境が干渉する時代でなくて本当によかったなと思い、
心地よい音の饗宴に浸ることができました。

最後に何度もカーテンコールがありましたが、
連日公演続きの移動続き(6日間ぶっ通し)だからか、
残念ながらオケのアンコールはありませんでした。
申し訳ないけれど、チェロのアンコールを一本にしていただいて、
オケのアンコールの時間を確保してほしかったなあと思ってしまいました。
(どのみちなかったかもしれませんけどね。)

ともあれいい時間を過ごさせていただきました。
まだまだツアーは続きますが、
皆さんお元気で頑張っていらしてください!

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2010年1月29日 (金)

智実さんの演奏会に行ってきました。

ここしばらくはプライベートでなにかと起伏が激しくなっていまして、
精神的にもやや疲れ気味なのですが、
楽しいイベントもいくつかありました。
イベントといいますか、
TVで「天使にラブソングを・・・」をつい最後まで観てしまったとか、
来週29日(もう明日です;;)に「エラゴン」が地上波放映されるとか、
週末に「Dr.パルナサスの鏡」を観たとか、
予想どおりドラマ「曲げられない女」にはまりつつあるとか
そんなものなのですが(^^;)、
26日に西本智実さん指揮の
ラトビア国立管弦楽団の演奏会に行ってきました。
9月にチケットを買ってずっと楽しみにしていたのですが、
急きょ思わぬ予定が入っていったん断念しかけたものの、
なんとか聴きに行くことができました。
当日券の扱いもありやや入りが心配でしたが
蓋を開けてみると、演奏前に指揮者が入ってくるだけで
嵐のような拍手がおこる盛り上がりぶりで、
演奏を聴いた聴衆の反応はそれはそれは熱いものでした。
私の中のアンテナが過敏になっているのかもしれませんが、
これまで聴いたことのある演奏の中で(わずかなものですが)
一番素晴らしいものだと言いきれるものでした。
音楽そのものがこんなに楽しい、
素晴らしいものだと感じたことはありません。
全曲チャイコフスキーのよく知られた曲ということもありましたが、
よく知っているだけに明快な解釈に驚かされ、
変幻自在に展開される音の饗宴に
今度はなにが起こるのかとわくわくして
退屈する暇もありませんでした。
帰宅してから印象を言葉にしておこうとしたのですが、
なんともまとまらず・・・。
以下戯言を置きますので、スルー推奨でお願いいたしますm(_ _)m。

楽しい楽しい音楽の時間を過ごしてきました。
音の海に安心しきってひたれる幸せ。もう大絶賛モードです。
退屈とは無縁。ひたすら快感。
もっともっと聴いていたかった。
この個性、この居心地のよさは何なのか。
きらきらとした色彩感、わくわくするような楽しさ、
音がそれぞれの楽器によって光のように輝いて反射している。
絵画的なような、おもちゃ箱のような(それもひっくり返したやつ)。
おなじみの曲で肌にも合うチャイコばかりなのかもしれない。
それにしても楽しすぎる。
この人がラベルを演奏してくれたらさぞ楽しいのではないか。
シェヘラザードも聴いてみたい。

前半で旋律の美しさやかけあい、アンサンブルの色彩やはじけて響き合う音に
じんわり感動する自分に気がつきましたが、
後半はますます調子の上がってきた木管金管の
きらきらと個性ゆたかな主張や歌に心躍り、
どーんと派手で、どうかすると勢いで盛り上がって突っ走りかねない?
チャイコの4番にして、
出るところでは大音量でばんと決めるのに、
大仰に感情過多に展開せずコントロールが行きとどいている。
ときに予想しない表現に驚かされ、ときに茶目っ気を感じ、
ふわりとした優しさや柔らかさ、丁寧さを感じ、
明るさ・楽しさを常に感じる。
個性的であるのにバランスがとれていてとても居心地がよい。
ロマンティックに走りかねないところで不意に
丁寧にふわっとするような優しいハーモニーが押してきたり、
えっと思うような切り返しに面食らったり、まさに変幻自在。
すごいテクニックなのに、というか、たぶんテクニックがあるからこそ
思わぬ解釈やハーモニーの柔らかさが生きる。
ああ、明るいなあ、楽しいなあ、とつい微笑んでしまいました。
最後の盛り上がりの手前で。
とても繊細なんですよ。そして正確無比。
完璧に音のコントロールができているから
音の大きさ、音色、硬さ柔らかさ、ハーモニーのバランスを自在に選べるから
解釈の表現がらくらくとできるんだ・・・と今さらに実感を持って感じました。
団員をびしびしと鍛え上げた千秋さまは正しい・・・。
思わずスコアをじっくり見てみたいなと思いました。
作曲家が書いた指示を正確に読むことは
とても大事なことなのかもと思いいたりました(これも今さら;;)。

時々ほんとに智実さんが魔法使い(黒天使?)のように見えたけど、
それはオケの皆さんの実力があってこそ。
そして指揮者の腕があるから自在に世界を遊び、
新たに構成することができる。
智実さんの音楽はやはり面白いんです。
よく知っている曲だからこそ、
こんなふうに演奏できるんだ~と意外性にどつかれて、
ショックのあまり?惚れこんでしまいました。
それにしても、オケの皆さんはほんっとに楽しそうで、
最後にパートごとに立ちあがった時の
屈託のない明るい笑顔が印象的でした。
ヴァイオリンのソリストの方の演奏は本当に素晴らしく、
割れんばかりの拍手の嵐が起きました。
(ヴァイオリンが緑色に見えたのは気のせいなのか?)
全曲が終わり、最後に拍手をしながら思わず
素晴らしい演奏をありがとう、
楽しかったです~と心の中でつぶやきました。
ああ、ほんとうに楽しかったです。
無理にでも来ることができてよかった。

最初に智実さんの指揮の曲を聞いたのは飛行機の中で
(全日空のプログラムでした)、
衝撃のあまりイヤホンにかじりつき、
名前も知らなかったので機内誌を見て名前を覚え、
帰ってすぐにCDを買いに走りました。
そのくらい衝撃的でありました。
地方にまで来てくださってありがとうございました

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2007年4月24日 (火)

サントラの楽しみ。

先日職場の飲み会があり、数年ぶりにカラオケに行きました。
久しぶりに行ってみてから思い出したんですが(遅)、
声が細いのは自覚があるんですが、
まあ世間の曲のわからないこと夥しい(_ _;)。
いっそ知らない曲ばかりで人さまの歌いっぷりに聞きほれて
それはそれで楽しかったのですが、
最近仕入れた曲というとミュージカルものばっかりで歌えやしません;;。
元々歌を聞くと旋律とコードはすぐに頭に入るんですが
歌詞がことごとく耳から締め出される体質で、
英語のリスニングが未だに苦手なのは
実は無意識に音楽として聞いているからではないかと思えます(^^;)。
なので、家にあるCDはミュージカルを除くと
やたらとオケやサントラが多く、
坂本龍一と久石譲が多勢を占める偏りっぷりです。
そのほかアイリッシュやフォルクローレなど、
言葉を聞き流せるものが多いのは気のせいでしょうか。(←聞き流さないように。)

ここのところヘビロテ数枚をずーっと繰り返す生活をしていたので、
久しぶりに久石さんを聞いてみました。
私もご多分にもれず宮崎アニメから入った口で、
説教臭いと敬遠する方も多い宮崎節ですが、
徹底した職人技が見られるなら何でも許してしまうので
私は割とOKなのでした。
(どの宮崎作品が好きかでその人の性格がわかるような気がします。)
ある意味賛否両論だったもののけも
もしこれだけのものが作れたら
(創作者としては)もう死んでもいいかもしれないと感動したくらいで、
久石さんのサントラも本当に素晴らしかった。
ちなみに金曜ロードショーのテーマも好きです。
(近藤さんのアニメも素敵です。)
つくづくノスタルジーという言葉の浮かんでくる作曲家だと思います。
アルバムもいいですが、やはり映画音楽が真骨頂だと感じます。
本人様には迷惑かもしれませんけど。


で、今回聞いたのは『ハウルの動く城』です。
千と千尋の大ヒットのあと、
日本人の何分の一かがハウルを見た!とかいわれて
普段ファンタジーなど見ない人が本当に面白いと感じたのかな~と思い
返ってひいてしまったところがあったのですが、
友人が正月に甥っ子に見せてはどう?と貸してくれたDVDで
私がはまるという間抜けぶりを露呈した思い出の作品です(^^;)。
12月にあった指輪コンサートの帰りに
ジブリ美術館で原画展を見る機会もあったし、
そのあと劇場でも見たのですけど、なぜかこのタイミング・・・(遅)。
この作品もまた賛否両論ありますし、

最後の詰め込みぶりはどうなの、とか
三婆のハウル争奪戦の話か、などと
いろいろ突っ込みどころはありますが、
私には面白かったのでした。
キムタクのハウルも思いのほかよかったのですが、
クリスチャン・ベイルの英語吹替えがすごーく素敵で
・・・つまりそういうことでDVDで改めてはまったのです。あはははは;。

英語字幕と英語吹替えが違っていて面白かったり、
英語の台詞をこういうふうにしたのか~という発見もあり、
心のこもった翻訳だなあと感じました。
結局自分でDVDを購入して相当回数見ましたが、
ほとんど英語に切り替えたままで、
見方としては邪道ですが、別意味勉強になりました。
やはり好きな俳優が吹替えるとなると聞く気合いも違います(^^)。
(声が低くて(渋くて)聞き取りが難しいというのもありますけど。)
サントラの話に戻りますと、
はまってすぐにピアノソロの楽譜を買ってしまいました。(私には難しいですけど。)
魔法使いのワルツときどきマーチ~人生のメリーゴーラウンドは
ほとんど反則技です。
エンディングは谷川俊太郎の詩。
ことば一つ一つを見て聞くだけで泣けました。
結局私は音楽が絡むと弱いみたいです(TT)。

しばらく久石さんの新作を聞く機会がなく、
最近出遭ったのは『トンマッコルへようこそ』でした。
久石マジック健在にして、ますます豊かなサウンドになっていました。
ジブリの作品から離れてしまったの(かな?)は残念ですが、
またどこかの映画でお目にかかりたいものです。

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2006年11月 4日 (土)

嬉しい再会。

映画「ゲド戦記」の中で流れ、評判になった「テルーの唄」。
作曲が谷山浩子さんと聞いて
彼女の声でも聞きたいなと思っていたのですが、
先日やっとCDを買いました。「テルーと猫とベートーヴェン」。

透明感があって、ふっくらと艶やかな、浩子さんの声。
しばし世界に浸りました。

CDにはほかにジブリ関連のものが4つ入っていて、
今回は浩子さんが沢山曲を書かれたのだなと
今更ながらに気がつきました。

映画についてはいろいろ意見が飛び交っていますが、
私には久方ぶりに彼女の歌に出会うきっかけになりました。
茶目っ気にあふれ、最後にゾッとする(?)世界は
ますますもって健在。
最後に買ったCDが「ボクハ・キミガ・スキ」で、調べてみると何と15年も前でした。いつの間にそんなに時間が・・・。  

出色は「素晴らしき紅マグロの世界」。
一瞬陽性のゴラムかと思ってしまった(そんなものいません;)
さかなの歌。最高です。

見ようかどうしようか迷っていた「アタゴオル」、見に行こうかな。

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