舞台感想

2015年7月26日 (日)

福岡レミゼに行ってまいりました。

というわけで、博多にて、列に入ってまいりました!
おりしも博多は山笠のど真ん中で、
残念ながら動く「やま」を観ることはできなかったですが、
街中のあちこちに飾られている飾り「やま」は沢山見られましたし、
沢山訪れている観光客の方や地元の人たちの熱が感じられて
楽しい滞在になりました。
そして博多座もまた、熱かったです!

今回は成り行きで二回観てしまいました(も、でした・・・)。
吉原さんとヤン・ジュンモさんのバルジャンを目当てに決めた日程でしたが、
一幕が終わって口をついた感想が
「ジャベールいいじゃん!!」でした・・・(^^;)。
この日は岸さんだったのですが、
なんというか、堂々たる歌いっぷりで、
劇場全体に朗々と響き渡る美声のスターズで、
この方の演じるジャベールの正義そのもの、という感じがしました。
最初に観たのが吉原バルジャンだったのですが
やはり力強かった(物理的にも)。
いくら鉄壁に正しくて(彼の中では)強くても、
腕力ではかなわないジャベール(TT)。
なので、最後に堕ちていく姿も
昨年観た記憶の中のジャベールよりも
私の中では納得できるものを感じました。
そして、ガブローシュが抜群に良かったです。
上手い。溌剌としていて、カッコいい!
誰一人としてはずさない、
完成度の高いレミゼの舞台ですが、
突出して見えたのがこのお二方でした。
そして、吉原さんはまた二人の子役を抱えてしまう力持ちぶりでした♪。
相変わらず安定した歌いっぷりでした。
私としては、なんというか、一貫していて、
安心できる直情型バルジャン、という印象があるのでした。

そして二日目の新生ジュンモさんのバルジャンですが、
物凄く歌える人なんだ、とまず思ったのですが、
ストレートに朗々と歌い上げるのではなく、
むしろ映画版に近いような感じを受けました。
岸ジャベールとは大変対照的で、
二幕の「彼を帰して」がとても楽しみだったのですが、
いや、すごかったです。
ここでも歌い上げるというよりは、
抜くべきは抜き、あくまで柔らかいのに
どんどん心に迫ってくる。
溜めも多く、声の美しさが高音で引き立ち
思わず鳥肌がたちました。
コルムさんのようなきっぱりとした響きとも違うもので、
彼のお芝居をずっとみていて感じた暖かさ、
優しさのようなものが
歌い方にもずっと繋がっているように思いました。
柔らかですきとおった美しい声は
天の高みへととけていくようでした。
子供の扱いが各バルジャンで違うのが
面白くもあり興味深くもあるのですが、
この人は子供好きなんだろうなあと思えるような
コゼットに対しての接し方で、
もう一度見たら絶対にはまるだろうなあと思いました。
昨年のキムさんとも全然違うタイプでした。
(あくまで私が感じたことですm(_ _)m。)
腕力はあるけどさして乱暴でもないバルジャンに
「負けた」ジャベールは
太陽に敗北した北風のようにも見えまして、
さらに納得のいく自殺シーンでありました。
いつも不憫だ、と思ってしまうジャベールの扱いなのですが、
彼については中途半端な同情など
ちゃんちゃらおかしく、失礼であるように思いました。
瀕死のマリウスをみた瞬間に、
きっぱりと道をあけて指示を出さんばかりでしたし、
自分の生きてきた道を自らはっきりと否定して
まさに信念に「殉じた」、
最期までいっそ見事な歌いっぷりでした。

二日続けて観て、観終わって、
これから観られる人はいいなあ~~としみじみと思いました(^^;)。
今回初めて一階席で観ることができて感じたことは、
客席が皆濃い・・・ということでした。
初見の人が果たしているのか、と思ってしまうくらい、
舞台好きの方が集まっているように感じました。
私なんて本当にまだまだ駆け出しだなあと・・・。

どうぞ舞台の幸福がまだまだ続きますように。
皆さんが最後まで元気で走り続けられますように
片隅よりそっと祈っております。

| | コメント (0)

2015年4月26日 (日)

コルムさんコンサート!

というわけで、大阪に行ってまいりました~。
最終日(「千秋楽」でいいのかな)だというのに当日券がありそうな勢いで、
それでも結構席が埋まっていたのでほっとしました。
もっとも来られている観客の多くは
本当に楽しみにされている方ばかりだったようで、
私もたっぷり楽しませていただきました!

オペラ座はThe Music of the Nightからはじまり、
アール・カーペンターさんと則松亜海さんのAll I Ask of You、
スーザン・ギルモアさんの I Dreamed a Dream などが続きましたが
(曲の順番に自信がありません、すみません)、
一転して、テネシーワルツになり、
どんどんノリよく賑やかになっていきました。
東京でのコンサートの様子を聞いていたので驚きはしませんでしたが、
観劇前にパンフを入手して、
コルムさんがアイルランド出身とはじめて知りまして(←無知でした;;)、
ああそうなのか~、と自分的には大変納得しました。
それでダニー・ボーイなのかと。
この全身からほとばしるような音楽の喜びのエネルギー。
音楽の神様に愛されてやまないフルーティスト、
サー・ジェームズ・ゴールウェイ氏と
重なって見えて仕方ありませんでした。
この方もまた、まさに音楽の神様に愛されている方だと。
(自分的には心の奥で深く納得したのですが、
完全なる思いこみでもありますので、
どうかお聞き流してくださいませ。
完璧としかいいようのない変幻自在の声から
音楽の喜びを惜しみなく浴びせてくださるところもそっくり!!)
話題の裏拍も頑張ってとってみましたが、
声量がないので一緒に歌うのはちょっとつらかった(TT)。
二階席の正面あたりにいたのですが、
周りの方が(←一列目を除く)割に静かにされている方が多かったので、
・・・頑張りました。ここで頑張らなくてどうするよ自分、と。
高音のロングトーンをがんがん聴かせたり、
舞台の上を飛び跳ねて全身でパフォーマンスをしたり、
お茶目な話しっぷりで観客席をわかせたりと、
もう本当に沢山楽しませていただきました。
最後にもう一曲聴きたいかい、といって
歌いはじめたのがimagineでした。
(イラクやシリアや様々な場所の名前を口にしながら
平和を、と歌いあげてくださいました。
聴きながら、同じように祈る気持ちは
私たち一人一人はきちんと持っているんだと思いました。
私たちはみんな戦争なんて嫌なんですよね。
本当に。)
これで終わりなのかしら(TT)・・・と思いつつ
袖に入る姿を見おくったあとに、
改めてバルジャンの扮装で舞台に戻ってこられたものだから
会場は大受け!
Bring Him Home はもう、感涙ものでした。
素晴らしかったです~~~。

最後に鳴りやまない拍手を前に
通訳さんを通して長い長い
(ご自分ではそうされたいわけではなかったのかな;;)
ごあいさつを、
これまた茶目っ気たっぷりにくださったコルムさんでした。
急きょ入ってくださった音響の方(エンドーさんだったかな?)への感謝とか、
最後は奥様への感謝まで。
日本と、とりわけ日本の人が好きだといってくださってありがとうございました。
沢山の、本当に沢山の感謝のことばをくださってありがとうございました。
来てくださってありがとう!!と私(たち)も言いたかったです。
滞在を楽しんでくださったことを心から願っています。
どうかまた是非いらしてください!

・・・途中から曲名などもはしょってしまいましたがm(_ _;)m、
ラ・マンチャの男やエビータ、
アバの曲(マンマ・ミーアのおかげで覚えていました)、
チェスにジキル&ハイド(このあたりの曲は初めて聴きました)、
それにアールさんのStarsなど、
軽いものから重いものまで幅広く、
4名の方が代わる代わる歌ってくださいました。
二人の大スターさんの歌も素晴らしかったですが、
(若い則松さんについては
これからスターになる方、と紹介されていましたbyコルムさん)
アールさんのStarsはまことに圧巻でした。
まさか聴ける日が来るとは思っていませんでした。
生のコルムさんの彼を帰してが聴けるというのも、
そもそもありえないことでした。
もう本当に素晴らしかったし、それに本当に素敵な方でした。
生きているといいこともあるものです。
さらにもう少し、これから生きていく人のためにも
少しでもよりよい世界を残していきたいと思うのは
やはりトシをとったからでしょうか。
美しいものも素晴らしいものも、
私は沢山見せてもらってきましたから。

Photo

それはそうと、
サンセット大通りに濱田さんがWキャストで出演されるとのことで、
うう、観たい・・・(TT)。
とっくにチケットは発売になっているわけで、
レミゼも行きたいと思っていることですし、
やはり無理かな~・・・(これはやはり欲か;;)。

| | コメント (0)

2014年9月19日 (金)

ミス・サイゴン 大阪千秋楽。

ようやく遅い夏休みとなりまして、
心身と目を休めようと完全に情報遮断をしておりました。
そのおしまいに、
大阪のミス・サイゴン千秋楽を観てまいりました。
最初は博多で観ようかと考えていたのですが、
滅多にないことに地元での舞台と重なってしまいまして、
今回は縁がなかったと諦めようかと思っていたところに
大阪のホールからのお知らせメールが届きまして、
えいやっとなし崩しに決めてしまいました(^^;)。

私は今回が初見でありまして、
お話のあらすじを聞いたことがあるくらいの知識で観ましたので、
お話の理解度はかなり怪しいものですが、
いろいろ込み入ったものがあるなあと感じました。
やはり舞台、お話の展開が早いわ、
たたみかけられるようにド迫力の歌がこれでもかと続き、
お話半ばあたりから繰り広げられるダンスの迫力は
お話の内容も相まって
畏怖の念を感じるくらいにすさまじいものでした
(四季ファンとしましてはアイーダと異国の丘を連想しましたが、
昭和三部作のうち他二作品を見ておりませんのでこういう結果に;;)。
そもそも戦争は「究極の人権侵害」ですが、
それぞれの立場で皆が巻き込まれて
散々な目に遭わされている中で、
(自国を滅茶苦茶にされるベトナムの人たちはもちろん、
無意味な戦いを強いられて精神を病むアメリカ兵や
その家族でさえもそうで
・・・そう思うとクリスのへたれっぷりも理解できるかも・・・?)
それらの最底辺で複合的に虐げられているのが
キムたちベトナムの女性であり母である人たちで、
息子を守る母であるゆえに最も強く、
そのために彼女自身の死という過酷な道を選ぶくだりは
わかっていても観ていてやりきれない怒りを感じてしまいました。
願わくば一人一人がクニなどのお題目に騙されないでほしい。
(独立を勝ち取った側の国でさえ、
結局自国の人間を踏みつける側に回ってしまう理不尽。)
仕方のないことだと流されて人殺しに加担しないでほしい。
かつてベトナム戦争で私たちはそれを学んだはずです。
そんなことを思いながら観ていました。
今を生きる人たちはそんなことを知っているのでしょうか。
人の人生の短さもまた思いました。
怠けずに、次の世代に伝えるとはなんと難しいことであることか。
今現在、イラクでもシリアでも、そのほかにもあちこちの国で
人の命が、心が、生きる権利が踏みつけにされています。
お芝居やいろいろな文化芸術娯楽を愛する人たちに
どうか流されることの恐しさを分かっていてほしいとも思いました。
時代の渦に巻き込まれていない時にのみ
私たちはこれらを楽しむことができるのですから。
それにつけても子役の子が可愛いのなんの。
アメリカに渡ってもこの子の人生は大変かもしれない。
誰よりもこの子を愛した母の記憶は
この子に残るんだろうかとふと思いました(TT)。

918

さて、キャストですが、
市村さん降板後に登場した筧さんがエンジニア、
キム役に昆さん、クリス役は原田さん、
ジョン役は上原さん、そしてエレン役に花代さんでした。
よっしゃあ!と観劇前にテンションが上がりましたよ~。
いや、素晴らしかったです。
筧さんはミュージカル俳優という印象が私にはなかったのですが、
舞台に一人で立ち、所狭しと駆け回るアメリカン・ドリームは圧巻でありました。
最後のご挨拶はもちろん筧さんで、
饒舌でおどけたお話ぶりはさすが舞台役者さんだなあと思いました。
一瞬で観客の耳目を惹きつけるこのしゃべりっぷりは、
所謂ミュージカル俳優さんではそうおられないような気が・・・。
キム役が昆さんでよかったー、とまず思いましたが、
いや凄かった、本当によかったです。
こちらの胸が「裂け」てしまいそうな歌でした。
上原さんはレミゼ舞台以来ですが、また聴けてとても嬉しかったです。
そして本当に久しぶりの花代さんの歌は貫録さえ感じました。
もうベテランさんなんですよね・・・。

そんなわけで、少し足を伸ばしてきました。
そのお話はまた改めて。

| | コメント (0)

2014年1月19日 (日)

モンテ・クリスト伯 in福岡。

世間では早、アカデミーノミネート作品が発表になっておりました。
というような情報を週末にやっと見ているのんびりだらり度ですが;;、
何をさておいても福岡に行ってまいりました。
楽しみにしていたモンテ・クリスト伯。
濱田さんですーーー(やや違;;)!
四季が撤退して以来ですので、キャナルの劇場に入るのも久しぶり。
そこに石丸さんと濱田さんが立つ姿が見られる日が来るなんて。
ほんの一ファンにとってすら感無量でした。
退団されたあと、
かつて連日立っていた福岡の舞台に戻ってこられたお二人には
もっともっと沢山の思いがあるのではないかなと思ったりいたしました。
(ほかにも元四季の方がおられるようなのですが、存じ上げなくてすみませんm(_ _)m。)
舞台を終えたあとの石丸さんの
輝くような(!)「嬉しいです!」の言葉に
お気持ちが表れていたように思いました。
濱田さんがカーテンコールに出たときも会場からは
一段と大きな拍手と掛け声が湧きました。
皆待っていたのだと思います。
この人たちにまた舞台で会える日を。
客層はさすがに四季ファンの方が多いように見受けられましたが、
遠征組と思しきモンテ・クリストファン、
もしくは役者さんたちのファンの方も多いのではと思われました。
本当に、どの役者さんたちも
もうとっても、それは素晴らしい歌声で、夢のような時間でした。
やはり舞台はいいです。

チケットを取るのが遅れたので無念の二階席で(TT)、
音響のバランスがかなり苦しいものがありましたが、
小さい劇場だけにお姿は見え、歌もはっきりと聞こえました。
石丸さんの独壇場とばかりの素晴らしい歌声でしたが、
濱田さんが出られてすぐに迫力ボイスがさく裂し、
二階席にも関わらずどんと体に響きました。さすがでした。
この劇場でのこの方のアイーダは
観る者に息もつかせず時間を感じさせない素晴らしさでしたが、
確実にまたステップアップされているような気がしました。
今回の役どころも当たり役だとは思いましたが、
いかんせん、短かった・・・(TT)。
次回は是非主役級で帰ってきてください。
きっと皆皆さまがそう思って待っていると確信しております。

私のお目当てはとことん濱田さんでしたので
他の方のことは(石丸さんは除いて)よく存じ上げませんでしたが、
皆さんとても素晴らしかったです。
長い物語を凝縮した舞台になるので、
ストーリー展開はこんな風になるのかなーと思って見ているだけでした(初回ですし)し、
そもそも大分お話を忘れておりました(^^;)。
ラストはこういうところでしたっけ?
(同じ種類(亜流?)のお話としては銀の髪の亜里沙を思い起こすところですが(古)、
あちらはかなり非情でしたので・・・;;)
まあ、ハッピーエンドで良かったんですが。
牢破りをしていた老神父さん兼学問剣術のお師匠さんが
とっても良かったです。
数少ない笑いどころでもあり、
とても魅力的で素敵なキャラクターでした(^^)。

お芝居が終わったカーテンコールで
石丸さん直々のご挨拶とCD予約のセールストークがありました
観客一同とってもウケてました~
本当に嬉しそうで、舞台の上で輝いておられました。
素晴らしい舞台でした。


そして今日、大千秋楽となりました。

お疲れさまでした、そしてありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみに待っています!

| | コメント (0)

2013年8月19日 (月)

こんな感じでした♪

最後に、熱気に包まれた博多座の写真を少しだけ。

Photo_5
劇場前。見上げて写真を撮る沢山の観客の視線が熱い!

Photo_6

Photo_7
ロビーに掛けられた幕たち。(もう一枚ありました。)

Photo_8
グッズもいろいろ。
各国のレミゼCD等を眺めてしばし悩みました。

Photo_9
映画レミゼ関連のものも沢山ありました。

Photo_11
お土産も和洋いろいろ揃っていて楽しい♪
お店の人たちが皆さん明るくて気持ちがいいです。
福岡の方はおもてなし上手だといつも思います。

Photo_12
列に入れます!!

本当に、素敵な劇場なんですよ。
これから公演も後半戦に入りますが、片隅から応援しています。
皆さんお元気で、素晴らしい舞台が続きますように!

| | コメント (0)

続いて二日目。

開けて二日目。
この日の昼公演は楽しみにしていた
キムさんバルジャンと福井さんジャベールでした。
自分的にはジーザスとラダメスの重量級大物対決!!

Photo_3 

期待以上でした、吹っ飛ばされまして言葉も出ませんでした、いや本当に。
お芝居を観るようになってせいぜい10年あまり、
それもほとんどが四季ですが、
これまで観たお芝居の中でも間違いなく最良のものに入ります。
久しぶりに(約1年ぶり?)
生きていればいいことがあるものだと思ったほどでした。
体中で、心臓が痛くなるような音楽の幸せを感じました。
お芝居と一体になった感動というところまで行っている自信はありませんが
・・・(なにせ鈍いので;;)。
心と体が本当に震えまして、
気がつくとなぜか
こぶしを握り締めたり胸を押さえたりしておりました(自分でも謎・・・)。
おそらくはこれを幸せと呼ばなくてなにをそう呼べばいいのかと。
アンサンブルの素晴らしさはそのままなのですが、
この主演の二人の声たるや、
更にいくつも抜けてそのはるか上を行き、
どんなに声が重なっても朗々と響き続け、
こんな豪奢なサウンドが出来上がってもいいのかと思うくらいに素晴らしかった!
この日は一階で観たのですが、
音響は最高に良かったです。もう泣けるくらいに。
音響に全く詳しくはないのですが、心地よさに全身を包まれるようでした。

キムさんが素晴らしい歌唱力の持ち主だということは
もとより承知していましたが、
あのジーザス役を自由自在に軽々とこなされて
度肝を抜かれたのがまだ四季におられた時のことで、
はたして改心シーンは溜めに溜めて、
これでもか、と聴かされてしまった、と思いました。
参りました。やはり凄い。
20601~(←日本語では違うかも)では、
もうお見事でした、という他はない素晴らしさ。もう震えるばかりでした。
完全に劇場の空気は彼の思うがままになっているようでした。
うっかり惚れそうになりました(^^;)。この方、立ち姿もとてもキレイです。
ブリングヒムホームも、まさに思うがまま、観客の心わしづかみ(多分)。
そして、福井さん。
ラダメス(←だから違;;)もずっと進化していました。
とても強そうなのに落ち着いていて、心も強い、そういう感じを受けました。
人間的な威厳も感じるくらいに。なんというか威風堂々。
哀れさなんて、微塵も感じないどころか、
そんなことは考えるだけでも恐れ多い滅相もない、というようなジャベール。
星よ、ではぶっとびました。言葉になりませんでした。
胸が苦しくなるような気がするくらいに。
(この舞台を見ている間はしょっちゅう息が詰まっていたようです私。)
この瞬間に劇場は完全に、今度は彼のものとなっていました。
ワンデイモアの重唱はもう至福そのもので、
感動に打ち震えながら前半を終えました。スバラシイ!!

後半に入り、エポニーヌのシーンへ。
昨日の方に続き、とてもよかったです。
この日一階で観ているせいかよく目に入ったのがグランテールとガブローシュ。
この二人は仲良しなんですね。
そして、グランテールがある意味一番普通の人間だったのではないか、
「革命中」でなければ皆、彼のようであったのではないかな~と
(彼の世間の見方、と言ったほうが近いでしょうか)
なんとはなしに思いつつ観ていました。
あの仲間の中にあって、
ある意味一番つらくて切ない人のように感じました。
旧演出は存じ上げませんが、映画版と同じだとするなら、
彼らの最期の描き方はかなり変わったのかなと・・・。
それでもアンジョと二人並んで運ばれていったのでしょうか。
(私の席の位置からはよく確認できませんでした;;。)
舞台に向かって左寄りの席だったのですが、
学生たちに捕まったジャベールを開放するシーンがこちら側の袖であったので
オペラグラスなしでガン見できました(眼福でした(^^))。
下水道のシーンですが、
テナルディエはバルジャンにブッ飛ばされていませんでした;;
(確か昨日は飛ばされていた気が)。
彼のバルジャンは細身だけど強い、でも無駄には暴れない(多分)。
だんだん神々しさすら感じてきました。
その感じはラストに近づくにつれ強くなっていきました。
下水道からマリウスを抱えてきたバルジャンに
ジャベールはどうぞ!と思いっきり道を開けているようにみえました。
それは彼にとって正しい行動になってしまったのかなといぶかりつつ、
自殺のシーンは一体どうなるのかと思っていましたが、
彼は彼のなにかを貫いてまっさかさまに落ちて行ってしまいました。
私の理解は追いつかなかったけれど(凡人なもので;;)威風堂々と、
きっと彼のままで彼の心が決めたままに
その道を選んでいったのではないかと。
それにしても、なんでこんなにいい声なんですか~~~(TT)。
そして最後の大合唱ではさらに新たに鳥肌が。
そしてここにジャベールがいたならば、と
福井さんが居ないことで
その存在感がクローズアップされた終幕でした。
アスランはカロールメンの若者も救ってくれたのになあ(それはナルニア)。

観客はもちろん総立ち、拍手はいつまでもやみませんでした。
隣に座っていた女の子は飛び跳ねんばかりにして声援を送っていました。
一期一会だという言葉が観ている間に何度も頭をよぎりました。
この舞台に出会えて、本当に幸福でした。

| | コメント (0)

博多座レミゼに行ってまいりました!

この週末に博多にやっと行ってまいりました。
当初の予定では日帰りでしたが、
一泊でもなんとかなりそうでしたので
急きょ夜公演を追加しました(^^)。
これが初の舞台観劇でしたので、
元の演出がどういうものか等の予備知識はほぼ皆無の状態で
感動冷めやらぬ勢いで好きに書いております。
相当荒っぽくもなっております。
ご了解いただけるようでしたらご覧くださいませ。
えー、無駄に長いです(^^;)。

いざ実際に観てみまして、
この舞台が今も進化し続け
舞台人と観客とに愛され続けていることがよくわかる気がしました。
素晴らしい完成度で、なにより凄い熱気。
これからももっともっと
進化し続けていくに違いないと思えてしまう舞台でした。
リピーターキャンペーンかなにかで
三回観たら、というものがあるらしいですが、
時間的にこれが限界でした。
お値段的には運賃を含めると
A席三回分は払っているんですけどね(TT)。

さて、まずは追加で取った土曜の席は
二階の最前列の端の方になりました。
オケの音響におお、と思ったのですが
あとで聴いた一階での音に比べると
私的にはちょっと苦しかったです。
(正面の席ならまた違っていたのかなとも思います。)
久しぶりに美女と野獣のオペラグラスが出番となりましたが、
素直に双眼鏡を持っていったほうが良かったかなと思いましたです。
(これはTBFOオーストラリア公演でお役立ちでした。
←その後は出番なし・・・;;。)
もっとも私は映画館でもやたら前方を好む人間ですので
あまり参考にはならないかもm(_ _)m。
そして「二回目にはまる」という蛍光灯的性質(古・・・)を持つ私ですので
一回目が二階というのはいい選択だったように思います、多分。
この日のキャストはこちら。
(都合により一部切れています、すみません。)

Photo
吉原バルジャンと川口ジャベールの組み合わせでした♪

オケの重厚な音声におおと思ったのもつかの間、
気がつくとすみやかに音は物語の一部になっていましたが、
映画に比べると、早い、早い、とにかく展開も
心なしか台詞も何もかもが早い(当り前ですか;;)。
映画で音楽も物語もさすがにきっちり頭に叩き込んであるので
困ることはなかったですが、
次々と起こっては消えるシーンに、
その一つ一つの完成度と熱にやられつつもまず一つ。
吉原さんのバルジャン、でかいです。
知ってはいましたけど、
ジャベールが気の毒になるくらい、でかくて強い。強すぎる。
ああ、ふっとばされちゃったよ~~、と一時目線は完全にジャベールへ。
強くて、あったかくて、優しい、そういうバルジャンであり、
ジャベールは、私的にはラッセルのジャベールを観たときに似て、
星よ、ではうっかり泣きそうになりました。もう不憫で
(TTいや泣いたかも)。
最初の改心のシーンをじーっと注視していましたが、
難しいシーンだよなあということを改めて感じました。
(ここを映画では、アップ撮りありとはいえ、
ヒューの演技は凄かったなあと改めて思い返しておりました。
この人の場合ものすごーく強そうなのに
優しくて繊細さも人懐こさもあるのが凄い。
そういえば乱暴でもなく、終始紳士で素敵パパなバルジャンでした。
対決シーンは私的にはヴァンヘル対グラディエイターでした(好)。)
映画とは順番の違うファンティーヌのソロでつい落涙。
何故なのか自分でもわかりませんでしたが、
この方はとてもよかったです。
愛情深い母親なのに
愚かで考えなしであっただけで(やや暴言すみません)
死ななければならなかったファンティーヌ。
彼女のような不幸な女性がいなくなるように、とアンがコメントしていましたが、
素晴らしい舞台を人々が熱をこめて作り上げ、
それを安心して楽しむことのできる世界が続きますように、
アンジョたちバリケードボーイズが
命を賭けて人々にもたらそうとした自由を
再び手放すことのないように、
きちんと私たちが願い続けなければなどとも思いつつ。
ところで、カフェでのマリウスの恋煩いは
日本語で聴くせいか、役者さんの腕のお陰か、
見事なまでに仲間たちから浮きまくっていました;;。
エポニーヌの死の前でも
知らぬとはいえこの台詞ですか~~・・・ナルホド
見事なボケぶりでした(えー褒めてます)。
カフェソングもとてもよかったですが、
ただ、映画版のエディ君に勝る役者さんは
いないような気が個人的にはしております。
あれは相当に特別でした、本当に。
一つ、映画ではなかったような気がしたのですが、
焼印を示すシーンでありましたっけ??(←見逃していたとしたら間抜けすぎます。)
思わずえっ、と引いてしまいました。
(福井さんがやったら凄く似合いそうとか思った私は一体(_ _;)。)
舞台を観てみて、
映画の徹底した凝りっぷりが本当によくわかりましたが、
唯一、私が観ていて苦しいのがやはり映画のデナルディエ夫妻のシーンで、
申し訳ないですが、あそこだけは飛ばさないと耐えられません。
舞台では見事なコメディリリーフぶりで、
もちろん痛い役ですが、なるほど当時の登場人物として、
描かれるだけのものがあるのか、と思わせるところもあり、
なにより観ていて耐えられました(オイ)、本当に。
魅力的に見えるのが何よりでした。
(どれだけ映画のテナ夫妻が痛かったんだろう自分・・・。)
そしてこの日はABCのラストシーンがよく確認できなかったので、
明日改めて見直そうと思いつつ観劇を終えました。

と、文字にして書いてみると冷静にみえますが、
実は結構感動しておりました。
ワンデイモアでうわあっと総毛立ち、
またもバルジャンの暖かさとジャベールの不憫さ(すみません)に泣かされ、
清史郎くんの凛々しさに胸打たれ(ラマルク将軍が死んだ!の台詞が良かった)、
ラストシーンではきっちり感動の波が押し寄せてまいりました。
アンサンブルがどこもかしこも素晴らしい。
最後は特に素晴らしい!
舞台はやっぱりいいです。
ここ数年来ないくらいの勢いで頑張って拍手をしてしまいました。
博多座は総立ち!拍手はいつまでも鳴りやみませんでした。
皆、熱く熱く燃えていましたよ(^^)。

| | コメント (0)