本&映画の話

2016年10月30日 (日)

kindleつれづれ話(続)。

(そんなことを言いつつも
毎週のように本屋さんには行っております(^^;)。)

そもそもは、
吉野朔実さんの訃報を聞いて、
『吉野朔実は本が大好き』を購入したところから始まっていたのかも。
(その前に『天使は本棚に住んでいる』を先に購入したのですが、
その後迷うことなく本が大好きを買いました。
思いっきり重複しましたが、
あまり後悔もなかったのが我ながら不思議。
もともと本の雑誌を定期購読していたので
このシリーズは途中まで読んでいました。)
読んでも読んでも読み切れない味のある本で
(中身がほかの本の紹介であるので尚更)、
しばらく毎日のようにふと開いては読んでおりました。
吉野さんの『少年は荒野をめざす』はリアルタイムで読んでいましたが
作品そのものよりもエッセイが私は好きでした。

その後ふと思い立って、kindleで『瞳子』などを買ったところ、
先日映画館で上映されていた鴛鴦歌合戦が出てきたり
(見ておけばよかったと後で思いました(_ _;))、
またシーモアさんの映画の中にもグレン・グールドが登場し、
シーモアさんのおっしゃる通り
確かに彼の弾くバッハは「グールドの作品」というくらい
かけはなれた音楽だなあと思ったりもし、
個人的にリンクがいろいろと楽しめることがありました。
(特にコメントしていませんが、
『シーモアさんと、大人のための人生入門』はとてもよかったです。
音楽も語る言葉も、心にすっきりと届くものでした。
俳優稼業に悩んだイーサン・ホーク氏が
監督した作品とは知らずに観ましたが、
観てよかった作品になりました。)


そしていま何度も読み返している作品は
もうすぐアニメーション映画が公開になる
『この世界の片隅に』でありました。
取り急ぎ読んでみようとkindleで購入し、
我ながら邪道とも思い、
実際紙で読むべきだと思うのですが
(見開きや様々な描き方などの効果を感じるのは難しい)、
いつでも読み返せるというのがこれほど便利なものなのか、と
はからずも思い知った作品になってしまいました。
戦前戦中の人の暮らしを
笑いを混ぜつつしっかりと描かれた作品で、
最初は方言のセリフを
(当然ながら)ストレートに理解できるのが楽しかったのですが、
気が付くとどっぷりとこうのさんの世界に引き込まれておりました。
戦争はいきなり激しくなるわけではなく
気が付かないうちに日常に入り込んでくることを認識するのに最適と
『小さいおうち』を大プッシュしてきた私ですが
別の意味で、この作品はたくさんの人に
ぜひ読んで(観て)ほしいと思います。
何度でも読まないではいられなくなる楽しさやおかしさがあり、
当時暮らしていた人たちの中に入りこめてしまう気持ちになります。
それにマンガならではの情報が凄いのです。
さりげない書き込みやコメントまでつい読んでしまいます。

ちゃんと絵を見ようと
なぜか公式アートブックを別に購入してしまい、
原画展に行こうかどうしようかと思っている間に
もはや終わりそうになっていますが、
・・・やっていることがとてつもなく本末転倒になっております。
やはりまっとうに紙の本も購入するべきでしょうか。


映画を観るのがとても楽しみです!

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2013年6月16日 (日)

ようやく浮上。

東の方では梅雨らしい雨空となっていたようですが、
西ではほぼ初夏、夏の暑さを感じる日々でした。
こんなに早い熱帯夜はあまり記憶にありません。
週末の一日はそれでも恵みの雨となり
一息ついた次第でした。

ようやく体調がぼちぼち戻ってまいりまして、
映画館にも出かけてまいりました。
楽しみにしていた『カルテット!人生のオペラハウス』が始まったからですが、
小さな空間で起きる小さな物語で、
台詞を多用して物語を語るのではなく
画面に流れる音楽と一緒に
少ない台詞でお話が進んでいく感じでした。
先日から老人映画?づいている気があるのですが
(そちらでもマギー女史が重要な登場人物でした)、
老年を迎えるということ、人生を楽しむということ、
いろいろ考えさせられつつ観ました。
ラストのカルテットのシーンはどうするのかな~と思っていましたが、
思わぬ見せ方になるほど、この手があったか、と
思わず納得させられました。
観る人が観たら、凄い音楽家が沢山参加しているとわかる映画、
なのだと思います。(私はさっぱりでしたが^^;。)
音楽は楽しかったですが、
個人的にはピアノのトッカータとフーガに反応しておりました。
学生の時からバッハが一番好きだったんです、そういえば。
ショスタコも大好きですけど、神様は別格で。
短い上映時間でしたが、いろいろ思うところのある映画でした。

帰りに本屋さんなどに寄り、
二冊ほどゲットしてまいりました。
そのうちの一冊がこちら。

トルコで私も考えた トルコ料理屋編
高橋由佳利 著

21世紀編から何年経ったのか、
もう出ないだろうと思っていた続編が出ていました。
しかもご主人がシェフとなってトルコ料理店を出されたそうで、
神戸にあるなら是非行ってみたい~~と思いました。
この本が出たのが今年の4月なので、
盛況になりすぎていないかが心配ですが(余計なお世話ですが)。
多分こちらがお店のHPかと(↓)。

http://kenan-toruko.com/index.html

以下はいつもの蛇足という名の独り言ですm(_ _)m。
本文を読んでいまして、
アスランとはトルコ語でライオンの意味だと聞いて
ええっ、と思ったのですが、
よくよく考えてみると
いろんな著作の中で使われている名前でもあるし
(エリア88とか夢見る惑星とか)、
トゥルク語系では珍しくないと言われれば確かに・・・。
(セルジュクの王さまに詳しくなくて気が付いていませんでした(酷)。)
子供時代にナルニアから入った口の一人なので、
アスラン=ナルニアの絶対図式から外れようと思ったことがなく、
刷り込みとは恐ろしいものだと;;。
ターキッシュ・デライト(日本語訳ではプリン)が登場することなど思うと、
とっくに気が付いていても良かったような気がします(_ _;)。

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2013年6月 2日 (日)

梅雨に入りました。

しばらく更新が滞っている間に、早、梅雨宣言されてしまいました。
今年の春って・・・とつぶやきたくなりましたが、
この週末はしとしと雨となりまして、
久々にダウンしていた私には有難い気温になりました。
先月から色々弱っていましたので順当な;;成り行きでしたが、
1日に映画に行けなかったのがただ残念でした(TT)。
そんなわけで、この二週間はほぼ完全にネット落ちしていまして、
合間に映画館でやっとウルヴァリンの予告編が観られたくらいです。
(こちらで同じものが見られました。
http://www.foxmovies.jp/wolverine-samurai/

その間何で気を紛らわせていたのかと申しますと、
先日観た図書館戦争がかなり面白かったので
原作の1巻を買ってみまして、とても面白く読み終わりました。
なのですぐに2巻をゲットしたところ瞬く間に読み終わり、
ええい、一冊ずつ買うのはもう面倒、と
著者の方の注意書きを見ることなく残りを一気買いしたところ
(書店に山積みになってますしね)、
「別冊」の二冊の超サービスぶりにこけました、さもありなん。
いや、私的には楽しかったんですけど(こけましたけど)、
ここまで後日談的なところを微に入り細に入り書いて下さる作家さんて
そうはいないような・・・;;;。
細部までがっちり固めた世界観のある作品に
はずれはあるわけはなく、
さらにキャラががっちり立っていますので
(もう会話に笑った笑った)、
やはりこの人凄いなあ~~と唸らされましたが、
エンタメ全開+ラブコメ全開の相乗効果で、
なるほどこれははまるかも~~と深く納得いたしました。
いろいろ深い話も俎上に上げつつ、
国家規模の事件から日常の機微まで
繊細かつ大胆に語られるお話がどれも秀逸で、
さらにハッピーエンド好きな私にはとても爽快感が残りました。
ただ、わざわざ注意書きまで発していただいていましたので、
作者のあとがきくらいは
購入前に目を通しておいたほうが無難かもと思いました。
(いつもは見るんですけどね(_ _;)。)
これから手に取られる方がもしいらっしゃいましたら
参考までに(今更すぎますか)。

原作を読んでみて改めて、
映画の方はよく準拠して作られているなと感じましたが、
何分一作目なのと時間制限の中なので
まだ世界の入り口、という感じがしました。
続編が出来るようでしたら是非観たいと思います。
この内容だと
まず華氏451度のイメージが来そうなものなのですが、
映画のイントロは私的には完全にゴッサムシティで、
物語の切り口としてはとても良かったように思いました。
映画の作りに硬軟混ぜたバランスの良さがあり、
ただのエンタメに実は終わらない工夫があるように思えて
とても好感が持てた次第でした。

思うところがいろいろあったのですが、
こちらの方の記事がとても面白かったので、
参考までに置いていきます。
http://blog.goo.ne.jp/dramaticnavi21/e/d1e751cfba4fc9db8df87286a05b5939

また、映画の設定、キャラクターなどについても
こちらに詳しく書かれています。
かなり参考になりました。
http://nighthawknavi.blog.fc2.com/blog-entry-54.html
http://nighthawknavi.blog.fc2.com/blog-entry-55.html

奈々ちゃん演じる郁ちゃんは可愛かったし、
岡田くんもぴったりの配役でしたが、
なんといっても石坂さんの存在感があってこそ
重みが増したなあと思える作品でした。

この作品、実はタイトルは随分前から聞いていたのですが、
なんとなく敬遠しておりまして
(タイトルから受ける印象があまりにもトンデモで)、
今回映画化されたお陰で、食わず嫌いが判明いたしました
(阪急電車も映画から入りました、そういえば)。
これからもしばらくはまりそうです(^^)。

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2008年2月29日 (金)

ケイト様特集。

アカデミー賞俳優の特集などが映画雑誌で盛んに組まれる時期ですが、
広告で目に付いた『婦人公論』を購入してしまいました。
目に付いたのは、「ケイト・ブランシェット」の文字。
<和食好きなオスカー女優の原動力>
最愛の息子たちとの大切な時間があるからこそ、という
タイトルでした。
カラーページではないですがきっちり4ページの記事で、
これまで出演した作品の撮影にまつわるお話とか、
彼女の仕事や生活に対する姿勢、
息子さんたちや、ご自分の子供時代、
女優になることを決めたきっかけ、
ジェフリー・ラッシュとのご縁や
舞台の楽屋にマイわさびやマイしょう油を持ち込んで
お寿司をいただく話など、
これまで映画は見ても
プライベートなお話をあまり聞くことがなかったので(爆)、
よくまとまっていて楽しく読むことができました。
同じオージー俳優のヒューもそうですけど、
「やってみようじゃないの」という思い切りのよさがある、とか、
演技するという仕事に対する姿勢、
謙虚で真摯で、
若者や子どものように尽きることのない好奇心やエネルギーを持っていて、
かつ茶目っ気のあるユーモアのセンスも感じます。
(ご家族を大事にするところも同じです。^^)
やっぱり素敵な人ですし、
これからもどこまで期待しても大丈夫だなという
懐の深い才能とあたたかさを感じる女優さんなのでした。
どこまでも影ながら応援し続けたいな~と思います。
シドニー・シアター・カンパニーの共同芸術監督に就任したケイト様ですが、
春には3人目のお子様が誕生する予定で、
さらに豪政府から、
4月に行われる「オーストラリア2020サミット」の一部門を構成し、
同国の文化芸術の未来について考える会議
「Towards a Creative Australia(創造的なオーストラリアを目ざして)」の委員長に
任命されたとのことでした。(→eiga.com
本当にガラ様級に輝いているかもしれません(^^)。

・・・と、毎度毎度騒いでいるわけですが、
この土曜の映画の日にもし出かけられるようだったら
見るのはライラかな~と思っている不届き者です;;。
リピートするかどうか微妙なので(見てみないとなんとも)、
一回目をとりあえず・・・という気持ちがちらほらと(爆)。
『エリザベス:ゴールデンエイジ』は前売りをゲットしてありますので、
人の少ない日を選んでじっくり見にいきたいと思っております。


ちなみに今回の『婦人公論』の特集は
「健康な人ほど理由がある」で、
まんま、いろいろな方の「健康にすごす方法」が山と載っていました。
食べるものなどは人によって賛否両論あるものですが、
机上の理論でも講義でもなく、
ここに登場した方がそれぞれの生活の中で実践して
作り上げていったものを伺えるので、
大変興味深かったです。
あまりにいろんな方法があるので、
ふ~んとかほ~とか言いつつ楽しく読んだのですが、
現在かじりかけている食養や
食べ物のチカラを借りたケア(「台所セラピー」とは云いえて妙)
アロマテラピーなどは
一括してフィトセラピー(植物療法)という括りに入るんだなと知り、
少しだけ視界がすっきりしたような思いがしました。
こういう「いわゆるクスリでないものによる治療に類するもの」は
民間療法などと呼ばれたり中途半端な扱いを受けることが多い分野だな~と
常々思っているのですが、
ヨーロッパでは体系化されてちゃんと受け継がれているんですね。
なんだかうらやましく思いました。
機会を見つけて、そのうちちゃんと勉強できたらいいのですが、
(そんなことを漠然と考え始めて何年経過したことやら;;。)

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2007年12月27日 (木)

『夢の守り人』文庫。

夢の守り人 (新潮文庫 う 18-4) 夢の守り人 (新潮文庫 う 18-4)

著者:上橋 菜穂子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


先日、本屋さんを覗くと、
守り人シリーズ第3作『夢の守り人』の文庫が出ていました(^^)。
ほくほくついでに、
第2作までしか読んでいなかったしゃばけシリーズの続き
『ねこのばば』『おまけのこ』も買って帰りました。
帰りのバスの中で守り人の方を開くと、
序章を読み終わるところですでに世界に引き込まれ、
慌てて閉じました;;。もったいないもったいない。
とっかかりの部分だけで
面白いに違いないという予感に満ちるお話には
なかなかお目にかかれませんので、
できるだけゆっくり読み進めたいと思います。

本つながりの話題ですが、
つい最近ようやく気がついたのですが、
梨木香歩さん原作の『西の魔女が死んだ』が映画になるんですね。
もうとっくに撮影が終わっていて、
公開は2008年初夏の予定だそうです。

 クランクイン時の記事
 作品情報

ちなみに主題歌は
ゲドの主題歌を歌った手嶌 葵さんが歌われるとのことです。
このお話はとても好きなんですが、
私にとってこの人の作品を読む喜びは
そのまま言葉のゆたかさを感じるヨロコビなので、
映像化されたときには
また全く感じ方が全く変わるような気がします。
映画もまた素敵な出来ばえであるといいなと思います。

守り人シリーズを読んでいると、
世界を構成する様々なもの
~食べ物とか着物、言葉や考え方、習俗、五感の感覚に至るまで、
きわめて具体的なところがとても詳しく描かれているので、
映像や絵にしたくなる気持ちになるのが
とてもよくわかる気がします。
そのあたりは指輪にも似たようなところがありますが
(というか、指輪の上を行く詳細な設定のなされた物語にお目にかかったことはありませんが)
原作の描写が具体的であればあるほど
読む人各人の持つイメージがより鮮明に出来上がってしまうので、
ある一人の人間が持つイメージで映像化してしまうのは
より困難になるのだろうなと思います。
それだけに、想像をはるかに越えた
豊かなイマジネーションの産物を見せられたときには
文句ありません、とつぶやきつつ、
望外の喜びに浸ることもあるのですが。
ちなみにちらっと見ただけですが、アニメはなかなか良い感じでした。


最近はアニメの実写映画化の話題をよく耳にします。
海外ではドラゴンボール(三部作になるそうです)、
国内ではヤッターマンの実写映画化の話題が出ているところですが、
どうなるんだろうという不安の方が正直大きいです(^^;)。
原作とはベツモノベツモノ・・・という呪文を唱えつつ
でも気になって眺めてしまうのだろうなと思います(爆)。

【追記】
先程、アマゾンから『プレステージ』DVDの発送通知がきていました。
うまくすれば明後日くらいには届くかもしれません(^^)。

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