« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年9月

2015年9月30日 (水)

9月に観た映画。

さらに続きまして、9月に見た映画の覚書を置いていきます。
今年は夏の焼けつくような暑さが去るのが早かったです。
例年お彼岸になってもまだまだ気温が下がらないというのに、
今年はお盆にはもう猛暑がおさまったように思います。
体力がないもので正直ほっとしましたし、有り難かったのですが、
つくづく、やたらと雨の多かった夏でした。


チャップリンからの贈りもの

非常に間抜けな話ですが、
完全に一週間先の予定と勘違いして映画館に着き、
お目立ての映画を観ようと思ったら、まだ始まってない・・・;;。
さて、何を観よう、と悩んで決めた一本でした。
実話ベースで、
当事者(遺族)の方も出演しておられましたが、
トンデモ話なのに、しみじみと人生の悲喜こもごもとおかしさを
感じてしまった一本でした。
ほろ苦いけど笑える。寂しいけれど暖かさがある。
「犯人」の二人も、彼らの家族も、
チャップリンの秘書さん(ですか?)もよかったです。
ラストでほんのりと暖かい気持ちになって終わりました。
ああこういうことだったんだなあ、と。
見て良かったなあ、とややしんみり思った一本でした。

天空の蜂

快作!というには重すぎるかもしれませんが、
そういいたくなる一本でした。
社会派でありながらエンタメが成立する凄みのある作品でした。
よりによって、9月19日に観賞したのもあり、
ジエットコースターよろしくエンジン全開で突っ走る展開に現実を忘れ、
しばし吹っ飛ばされてしまいましたが、
少し過去から始まるお話が現在につながれたところで、
一気に現実に引き戻され、
再び忘れていた怒りが噴き出してきました。
自衛隊員をアメリカの侵略戦争の捨て石にするな、
真摯にレスキューを体を張って行っている人たちを
戦地に送りカネのための人殺しに加担させるなんて
絶対に許さない!!と・・・。
全編で語られる言葉の豊かさ、的確さに、
心の底から癒される思いがしました。
(乾ききった土に水がしみこむ思いというのはまさにこれ、と。)
毎日のように歪められ中身をカラカラに干された言葉たちが
投げやりに消費されていくのを虚しく見ていた時だったので、
ほんとうに沁みました。
最後の最後まで目を離せない展開でしたが、
最後の、送られることのなかった「メッセージ」はもう圧巻。
綿密周到に計算したうえで、
実は誰一人殺さないよう傷つけないように仕組んでいた「犯人」。
彼の目的が、明らかに、
その「語り」のとおりだったことがわかって最後に戦慄しました。
ターゲットは沈黙の群衆自身でした。
官邸にも社会にも伝わることなくメッセージは黙殺され、
ただ無事に収束したことだけが伝えられる。
その気になった「テロリスト」の手によっては
原発破壊など容易なことなのだと知らされることなく
ただ事件は意識の中で消費され、たちまちなかったことと同じことになる。
これは怖い。
リアルに分かるだけに怖い。
真摯な、「犯人」の負った、自ら選んだ重荷はつらすぎる。

号泣しました。


しあわせへのまわり道

人生は・・・続いていくのですよね。
いろんなことがあるけれど。
あちこちつまづきながら不器用に前を向いて
生きることを続けていく人たちに元気をいただける、
少しビターなお話でした。
少しだけ、これもインド映画の「お弁当」を思い出しました。
ドラマチックなハッピーエンドはこない。
少しずつ前へ進んで生きていく人の物語でした。


猫侍 南の島へ行く

完全に予定外でした(^^;)
シネコンのカードの期限の都合で見られるものを探した結果、
観ることになりました。
という、果てしなく後ろ向きな動機で見ましたが
(それでも見たいと思うものを探した結果、って、
どれだけ見たいものがないんだろう私)
のんびりと、ゆっくりと、和みましたとも。
玉之丞の可愛さはそれはわかっていましたけど、
ほぼ見放題ですよ、見放題。
大画面で!!
・・・いえ、その、お茶目な侍のご家族の方々とか、
妙に安心して見られるところとか、
何故に南の島??という疑問に
まっこうから分かりやすく答えてくださる画面とか
ベタさ加減も、よかったです(ははは)。
事件解決の最後がそれかあ、と思ったり、
お茶目な忍者も妙に笑えました。
昔のかわみなみさんの某漫画みたいで、
しみじみと和みました。

| | コメント (0)

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »