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2015年7月26日 (日)

福岡レミゼに行ってまいりました。

というわけで、博多にて、列に入ってまいりました!
おりしも博多は山笠のど真ん中で、
残念ながら動く「やま」を観ることはできなかったですが、
街中のあちこちに飾られている飾り「やま」は沢山見られましたし、
沢山訪れている観光客の方や地元の人たちの熱が感じられて
楽しい滞在になりました。
そして博多座もまた、熱かったです!

今回は成り行きで二回観てしまいました(も、でした・・・)。
吉原さんとヤン・ジュンモさんのバルジャンを目当てに決めた日程でしたが、
一幕が終わって口をついた感想が
「ジャベールいいじゃん!!」でした・・・(^^;)。
この日は岸さんだったのですが、
なんというか、堂々たる歌いっぷりで、
劇場全体に朗々と響き渡る美声のスターズで、
この方の演じるジャベールの正義そのもの、という感じがしました。
最初に観たのが吉原バルジャンだったのですが
やはり力強かった(物理的にも)。
いくら鉄壁に正しくて(彼の中では)強くても、
腕力ではかなわないジャベール(TT)。
なので、最後に堕ちていく姿も
昨年観た記憶の中のジャベールよりも
私の中では納得できるものを感じました。
そして、ガブローシュが抜群に良かったです。
上手い。溌剌としていて、カッコいい!
誰一人としてはずさない、
完成度の高いレミゼの舞台ですが、
突出して見えたのがこのお二方でした。
そして、吉原さんはまた二人の子役を抱えてしまう力持ちぶりでした♪。
相変わらず安定した歌いっぷりでした。
私としては、なんというか、一貫していて、
安心できる直情型バルジャン、という印象があるのでした。

そして二日目の新生ジュンモさんのバルジャンですが、
物凄く歌える人なんだ、とまず思ったのですが、
ストレートに朗々と歌い上げるのではなく、
むしろ映画版に近いような感じを受けました。
岸ジャベールとは大変対照的で、
二幕の「彼を帰して」がとても楽しみだったのですが、
いや、すごかったです。
ここでも歌い上げるというよりは、
抜くべきは抜き、あくまで柔らかいのに
どんどん心に迫ってくる。
溜めも多く、声の美しさが高音で引き立ち
思わず鳥肌がたちました。
コルムさんのようなきっぱりとした響きとも違うもので、
彼のお芝居をずっとみていて感じた暖かさ、
優しさのようなものが
歌い方にもずっと繋がっているように思いました。
柔らかですきとおった美しい声は
天の高みへととけていくようでした。
子供の扱いが各バルジャンで違うのが
面白くもあり興味深くもあるのですが、
この人は子供好きなんだろうなあと思えるような
コゼットに対しての接し方で、
もう一度見たら絶対にはまるだろうなあと思いました。
昨年のキムさんとも全然違うタイプでした。
(あくまで私が感じたことですm(_ _)m。)
腕力はあるけどさして乱暴でもないバルジャンに
「負けた」ジャベールは
太陽に敗北した北風のようにも見えまして、
さらに納得のいく自殺シーンでありました。
いつも不憫だ、と思ってしまうジャベールの扱いなのですが、
彼については中途半端な同情など
ちゃんちゃらおかしく、失礼であるように思いました。
瀕死のマリウスをみた瞬間に、
きっぱりと道をあけて指示を出さんばかりでしたし、
自分の生きてきた道を自らはっきりと否定して
まさに信念に「殉じた」、
最期までいっそ見事な歌いっぷりでした。

二日続けて観て、観終わって、
これから観られる人はいいなあ~~としみじみと思いました(^^;)。
今回初めて一階席で観ることができて感じたことは、
客席が皆濃い・・・ということでした。
初見の人が果たしているのか、と思ってしまうくらい、
舞台好きの方が集まっているように感じました。
私なんて本当にまだまだ駆け出しだなあと・・・。

どうぞ舞台の幸福がまだまだ続きますように。
皆さんが最後まで元気で走り続けられますように
片隅よりそっと祈っております。

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