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2014年6月22日 (日)

グランド・ブダペスト・ホテルほか。

この週末にグランド・ブダペスト・ホテルを観てまいりました。
シュールで独特の絵画的美しさは期待どおりでしたが、
観終わってすこし寂しさというか、
すっきりしなさが残った感じがいたしました。
(個人的にミステリ仕立てがあまり得意ではないためと思われますm(_ _)m。)
レイフ・ファインズ氏をはじめ豪華出演者たちには文句などあろうはずがなく
シアーシャちゃんがなかなかの活躍ぶりだったのが嬉しかったです。
例えとするとどうよと自分突っ込みしつつも
どことなくプロデューサーズを思い起こす画像がちらほらと。
スラップスティックコメディというか、
某氏のアップが某会計事務所のボスのようだとか、
プリズナーたちのシュールでお茶目な様子とか。
確かにムーンライズ・キングダムのオトナ版で
脇をがっちり固めるエドワード・ノートン氏が
しっかりと締めてくれていたなあと個人的には思いましたです。
なにげに息子の存在感が怖かったですが、
ティルダさんもかも・・・(- -;;)。
ミステリの苦手な私にも、一見の価値は確かにある映画でした(^^)。

そして、上映前にプリズナーズの長めの予告が入りました。
すでに二回も観たんですけどね~と思いながらも、
ついつい惹きこまれ(どのカットがどのシーンかもわかるだけに一瞬で感情移入が)、
重いんだけど、つらいんだけど、
やはり頑張ってもう一度時間を作って観たいかなあ~~~と・・・(^^;)。
ああやはり、好きなんだなあと改めて思いましたです;;。

そして本日、XーMENの見おさめをしてまいりました。
ああ、やっぱりよかったです。
最初のシリーズの1,2をDVDで観ているので
この監督さんの良さがあまり分かっていなかったのかもしれないな自分、と思いました。
いやあよかったです(くどくてすみませんが他に言葉が;;)。
そしてシリーズのどの編よりも人がよく描かれているような気がしました。
今日気になったのは若き日の暴走磁界王。
やたらセクシーだなあ~と思いましたです(今さら)。
サーに負けず劣らず素敵でした(^^)。

以下は最近多い独り言の続きです。引き続き気にならない方のみどうぞm(_ _)m。

ここにきてさらに心休まることがない日々ですが、
なにかといろいろあからさまになってきたなあと思います。
なので、いろいろな台詞が頭に浮かんでくることが多くなりました。
さすがは教授です。例は以下のとおり。

「嘘だよ、ごまかしだよ!」byゴクリ
「この魔法使いの言葉はみんな逆立ちしてるぞ。
オルサンクの言葉じゃ、援助というのは破滅のことで、
救うということは殺すということだ。明々白々だ。」byギムリ
「わたくしめはただただ懸命に
殿と殿のお荷物に気をくばっておりますので。」byグリマ
「しかし、かれはもう二度とあんた方の存在を忘れようとはしないじゃろう。
そして、惨めな奴隷としてのホビットを見るほうが、
しあわせな自由の民であるホビットを見るより、
はるかにかれを喜ばすのじゃ。
世には、敵意と復讐というものがあるぞ!」byガンダルフ

・・・以前にまして、指輪の台詞がよく頭をよぎるようになったこの頃です。
指輪botがあれば登録したいくらいに(TT)。
トールキン教授はやはり偉大です。

もうひとつ、昭和56年(!)に連載された水樹和佳さん(当時)の
『月虹ーセレス還元ー』の台詞の中で、
核戦争の危機に直面した未来社会において(当時は冷戦下でした)
荒廃し、森におおわれた日本を語った部分がありまして、
読んだ当時は今一つ心情が分からなかったのですが、
今はとても理解できるような気がしてきております。
私(たち)は自分たちの国に結構誇りを持っているのだということを。
以下、一部台詞を書いてみます。

良きにつけ悪しきにつけ統一行動をとりやすい・・・
今は無気力が国をおおってる・・・
誇りを失っていったのよ
第9条を捨て核を持ってしまった時から
公害や食品汚染でたくさんの新生児が障害をもって生まれるようになってから・・・
そして資源をもたない経済大国のその経済の見通しが暗くなってきた時から・・・
さらに経済のたてなおし兵器製造を公営産業としてとりいれてしまった時から・・・

漫画ってすごい!(特にSF作家)と改めて思うこの頃なのですが
今になって腑に落ちてきたのは、
現実に事がここに至ったのは水面下で時間をかけ、
国民の望む方向とは違う方向に、
明らかに誰かの恣意があってねじまげられてきたのだろうということでした。
経済は魔法の言葉ではなく、
永遠に続くものではないことを私たちはわかっていたし、
きちんと向き合って、
どういう世の中に転換させていくかを考えるときがきているのに
いざ利権中心にいいように滅茶苦茶なことをされて
なんてことだ、と思いつつも
先手を打たれて、声に出す機会がなかなか見いだせないという始末。
このままホビットたちのようにいつのまにか収奪され
「それは許されていないこって」というばかりとなり、
あるのはたくさんの規則にオーク式のやりとり、
などということになってしまっては、
前の世代の方にもこれからの世代の方にもあまりに申し訳が立ちません。
戦中の記憶のある人が減ってしまったのをいいことに
これまでは到底ありえなかった
横暴で幼稚な話術やごまかしがまかりとおっていると感じます。

私たちの世代はまだ覚えています。
戦争で一般人のほとんどが軒並み
殺されるか丸裸にされるほどの憂き目にあったこと。
たった一発の原爆が熱線で一瞬にして膨大な人数を世から消し去り、
放出した放射能が体内でいつまでも害を及ぼし続ける恐しいものであること。
(これは育った環境の影響もあります。)
チェルノブイリ事故の記憶は鮮明ですし、
報道や映画などによってその後いろんなことを知りました。
事故後は雨や風向きが気になったこと。
すみやかな強制移住、放射能の影響の継続、
除線の効果が思うように上がらず、
それでも覚悟をして故郷に帰ってくる人もいること。帰れない人もいること。
当時、欧州のキノコやベリーなどが危険なことも知らされました。
子供の頃、あるとき突然に公害の影響で魚が一切食卓にのぼらなくなったこと。
イラン・イラク戦争終結後に中東の国々を訪れ、
内戦等で苦しんでいた現地の方たちが皆親日であり、とても親切だったこと。
日本だけは特別だ、武器を売らず、それで他国の人間を殺すこともない。
平和憲法があり羨ましいという声をあちこちで聞いたこと。
美しかったアレッポの古い街並みが
みる影もないほどに破壊しつくされてしまった現在、
勝手に国の原則を変更して
嬉々として日本の軍事産業が武器マーケットに参入し、
あわよくばとろくな議論もなしに
自衛隊に海外で参戦させようとしている政府は一体なんなのか。
何度も言っていることですが、
憲法遵守義務のある国務大臣や国会議員には
憲法を捻じ曲げるどころかそういうことを言う権利などそもそもなく、
憲法に反する法律自体が全て無効であると明記されています。
この憲法がある限り、どこをどう読んでも
「武力による威嚇または武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」のです。
第一、これが今すぐに必要なことですか?
日本は何よりも
今起きている未曽有の大災害に立ち向かわなければならないのに。
すでに世界を巻き込んでいるというのに!
(ようやっと選ばれた大変高額な凍土壁の建設は遅々として進まず、
出来ても7年しかもたないという話が!!)

アラブやイランで日本が驚くほどに大きな信頼を勝ち得ているのは
ひとえに丸腰で地道な努力を続けてきた
民間の方たちのおかげだと思っております。
日本人では誰よりも尊敬している
ペシャワール会の中村先生のインタビューが
この頃になってちらほらと見受けられるようになりました。
それだけ事態が深刻なのだろうと受け止めております。
この小さな国が生き残るには外交力が何より大事で、
いたずらな軍事力はそれを破壊するだけです。
約70年前に一度、この国は滅びました。もう二度目はありません。
なにしろ海岸線にきわめて無防備な原発が大量にあるのですから。
地震一つで自滅する恐れすらありますが、
もし戦争になれば目標にされるのは必須で、
そうなれば日本どころか北半球にも居住できなくなり、
海も空気も致命的に汚染されてしまうでしょう。

本当に私たちは結構自分の国に誇りをもっていたのでした。
武器を売らず、人を殺さず殺されない国として、
自衛隊についてはいろいろと議論されながらも
専守防衛の自衛および人助けの組織として存続してきました。
嘘でたらめと詭弁ばかりを並べる違憲内閣の都合と趣味で
国の形を勝手に変えるなど、
仮にも民主国家であるならあってはならないことです。

「困難に耐え、希望を捨てない」とはなんと難しいことでしょうか。
そのようなことにならないようにと「声」が届くことを切に望みます。

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