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2014年3月15日 (土)

あなたを抱きしめる日まで。

今週末はまさかの地震で夜中に目が覚めました。
一瞬身構えましたが、まもなくおさまったので再び眠りの中へ;;
個人的には阪神淡路以来記憶にない揺れで、
いかに日頃から危機意識も切迫感もないか
わかろうというものだと自戒しました。
本当に地震というものに耐性もなければ、全くもって鈍い。
中四国の住民の多くはそうなんだろうなあと(多分)
実感をもって再認識しました。
福島の事故が変わらず海洋被害等の拡大を続けている中で
何故か再運用を目論まれている(!)川内や、
伊方に何かが起これば
西日本もアウトだと分かっているのですが。
とにかく非常袋の準備だけは
いい加減に済ませておこうと思った次第でした・・・(_ _;)。

三年前の未曾有の大事故で切迫した危機を知らされて、
(安全だと)騙されていた!と思った方は多いはず。
忘れてはいけないし、もう騙されてはいけないと思います。
万一何か起こっても、誰も責任をとることはなく、
誰一人故郷に戻ることはできなくなります。
先日は瀬戸内さんと小百合さまの対談目当てに
初めて『女性自身』を買いました。
お二人のおっしゃるとおり、
原発と人は共存できません。
こちらには書きませんでしたが、
今年の311には、
原発さえなければなあ・・・と何度もつぶやいておりました。
未だに被害が拡大することなどなかったはずで、
町も人の生活も、とっくに復旧されていたのかもしれないのにと。

さて。
ここ二週間ほど体の内側も外側もボロボロだった私ですが、
今日は映画に行ってまいりました。
楽しみにしていた『あなたを抱きしめる日まで』。
予告を観て涙腺が壊れるのではと心配になっていましたが、
思った方向とは少し違うお話でありました。
ただ親子の話に泣かされる、というのではなく、
もっと静かで、深いところに連れて行かれた気がします。
主役はジュデイ様こと(←私の中では、です;;)ジュディ・デンチ。
チャーミングなアイリッシュのおばあちゃんを好演。
本当に素敵でした。
同行するインテリ氏とのやりとりも可愛いし、楽しい♪
少女時代に望まぬ妊娠をして修道院に入れられ、
そこで出産するも息子と引き離され、
というお話と聞いていましたが(いや、そうなんですが)、
アイルランドのカトリックの問題が絡んでいて、
さらに込み入っており、
少しだけ『オレンジと太陽』を連想(←全く違うといえば違いますが)。
罪の意識からずっと沈黙を守っていた彼女ですが、
ある日、息子の誕生日に自分の過去を娘に告白し、
娘があるジャーナリストに依頼して、
二人で息子を探す旅に出ることになるのですが、
このあとの展開が素晴らしかったです。
アイルランドの田舎で暮らしているおばあちゃんの芯の強さ、
つらい体験をしながら生き抜いてきた心の強さと美しさ、
・・・というような言葉では足りないくらいに素晴らしい何かに
感動させられるラストへと導かれていきました。
上手く語れませんが、語るのが勿体ないです。
是非映画を観て、
目と心で受け止めていただきたいなあと思いました。
信仰については私には理解できないところが多いですが、
ずっと自分の罪と信仰とに向き合ってきた彼女が、
誰よりも、「それ」を得たのかもしれない、と。
ある誰かと対比して、
鮮やかにそう感じさせられたように思いました。
確かに悲劇であるのに、
穏やかな終幕に暖かいものを感じた作品でした。
重いですが、つらいだけの映画ではありません。
お薦めです!

以下余談ですm(_ _)m。
二度ほど(確か)ギネスのパイントが登場しまして、
アイルランドの風景とも相まって、
いいなあ~~と全然違うところで反応しておりました。
ギネス大好きなんです・・・。

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