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2011年7月17日 (日)

ウィキッドを観てきました。

かねてより観たかったウィキッドに行ってきました。
久しぶりの福岡で新生駅ビル(博多シティ)も覗いてみましたが、
なんだかめまいがするほど広く、
ここでたいていのものはまかなえてしまうなあ~と
ため息をついてしまうほどでした。
あまりに暑かったので、屋内オンリーで過ごしましたが、
久しぶりに来られた大好きな町で、
楽しく友人と話の花を咲かせることもできて、
大変楽しかったです(^^)。

さて、初見のウィキッドの印象をつらつらと置いてみたいと思います。
筋書きの大事なところを多分バラしていますので、
未見の方はご注意くださいm(_ _)m。

お話はもうひとつのオズの物語、というところで、
良い魔女グリンダと悪い魔女ウィキッドがどうして生まれたか、
本当のお話はどうだったのか・・・等々なのですが、
アイーダに少し似ているなあと思いました。
超前向き(自分大好き;;)で明るいお嬢さまのグリンダと
緑の肌を持って生まれ、
家の中でも世間からも白い目で見られ続けて育ったウィキッド。
二人は魔法学校で出会い、すぐに反発し合いますが、
やがてあるきっかけで仲良くなります。
特筆するべきはウィキッドの性格で、
すこしもひねくれず、まっすぐに生きていること。
そのパワーたるやアイーダのごとく誇り高く、
アンのように無邪気に、
若い娘さんらしく未来をまっすぐに見つめています。
生まれつき強大な魔法の力を持っていたウィキッドは
家族の圧力によりそれを隠していたのですが、
偶然それを教師に知られ賞賛されて、
特別に魔法の授業を受けることを許され、
エメラルドシテイの王(だったかな)、オズに会うことを許されます。
それは本当に名誉なことだったのですが、
オズの国では不穏なことが起こり始めていました。

・・・下手な筋書きはこのあたりにしまして;;、
緑の肌と凄まじい魔法の力を持つウィキッドは
その力を権力に利用されようとし、断固として拒否します。
その結果、一転して彼女は魔女としてのレッテルを貼られ、
王国で行われていた悪事の全てを
彼女がやったことと偽られて糾弾され、
追われる身になってしまいます。
そこに居合わせた親友グリンダの行動や
彼女の学友たちの人間関係などなど、
様々なファクターが絡み合って
善と悪の一言ではとても片付けられないようなドラマが
短い時間の間に怒涛のように展開していき、
クライマックスに向けて集約されていきます。
上映時間は結構長め(休憩込みで3時間)なのですが、
息つく暇もないくらいで、
音楽も最初からそんなにとばすのか~と思うくらい、
グリンダの高音ががんがん入り、
ウィキッドのパートがまたパワフルそのもの。
このへんもアイーダに似通っているなと思うところでした。
ウィキッドとグリンダの関係、
最後に至るグリンダの立ち位置などにも
ついアムネリスを連想するものがあったのですが、
幸い?舞台がエジプトではなかったので
一緒にお墓に入るハッピーエンドラストでなくて良かったと(多分)。
人生は喜びのほかに苦難や哀しみがあまりに多いけれど
それらに立ち向かって信念や愛のために選択をし、
生き抜いていく強さが謳いあげられているようでした。

敵は一つ(一人?)いればいいんだ、という台詞が
劇中にあったかなかったかはっきり覚えていないのですが(^^;)、
この展開はどこかで見たなあ、
ああX-MENの発想に似ているなあと
考えていました。
(先週ファーストジェネレーションの見おさめにいったばかりでしたし。)
異形の外見を持ち強大な破壊能力を持つ彼女が
利用されるか迫害されるというのは
全くミュータントのそれと同じだなあと。
(とりまく複雑な人間模様にも通じるところが。)
ちなみに権力側に立って彼女を迫害する魔法教師の得意技が
天候を自由にあやつることで、
おかげで竜巻が起こって「魔女」の家が潰されることになるのですが、
うーん、ストームの能力に似ている・・・と
あとで唸ってしまいました(^^;)。
彼女を罷免できるグリンダは一体どれだけ強いんだろう、と
どうでもいいところで考え込んだりもしまして
(ストーム以上のチカラって・・・ぶつぶつ(違))。

そのへんの個人的な感想はおいておくとしまして(爆)、
一遍通りのドラマにとどまらない素晴らしいお話で、
また音楽も効果も素晴らしかったです。
そして役者さんが本当に素晴らしかった!!
グリンダは初見の苫田さん、
エルファバは江畑さんでした。
個人的な役柄の好みもあり
江畑さんの歌には心底震えが来ましたが、
グリンダもとてもよかったです。
(彼女のキャラなくしてこのお話は成立しそうにないですし。)
イイ男になっていく
(でも逞しい女性陣には太刀打ちできない)フィエロも、
複雑な立場におかれるネッサローズも、
どの役もレベルが高く、
ほんとうにいい舞台でした。

毎度のことながら、
初見では圧倒されて泣くどころではありませんでしたが、
観れば観るほどに好きになってしまう
お芝居なんだろうなと思いました。
また機会があるときに、是非再見したいと思います(^^)。

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