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2010年8月15日 (日)

インセプション

日々をやり過ごしているうちに、早お盆を迎えてしまいました。
ここにきて、普通の夏の暑さに近くなっているなと感じます。
ここ数年は夏があまり暑くならなかったというのもありますが、
少し前までの暑さたるや尋常ではありませんでした(TT)。
出来ていないノルマも山積みで、
早く通常営業に戻りたいものだと思っております;;。

といいつつ、実は先週インセプションを見に行ったのですが、
結構込み合っていてちょっと驚きました(失礼な)。
謙さん効果なのかな~と思った次第ですが、
上映時間が長めなのもあってか、
途中に席を立つ人もあり、
観賞環境としては微妙でした。
(ファンの人ばかりが来るわけではないからなあ・・・。)
謙さんとレオ様の共演!というCMの謳い文句に
あまり期待せずに行ったのですが、
看板に偽りなしだったのでこれにもやや虚をつかれました(^^;)。
いやはや、本当に主役級でした。
ビギンズで拍子抜けした記憶があったからなのですが、
疑ってかかるのもほどほどにするようにということでしょう・・・。

さて、物語ですが、
「夢に侵入してアイデアを盗む」
「見たこともない「夢」の映像」
というようなわずかな前知識により
どれだけわかりにくいのかと覚悟して見たら、
理屈が理解できていなくても
それなりにすんなりと状況が理解できてしまう(気になる)
物語の語りの上手さでありました。
相変わらず緻密で計算しつくされたノーランワールドで、
さくさくと語られる理屈を瞬時に理解するのは
到底私の頭では無理でありまして、
もう一度見るといいかな、という気持ちになりますが、
見たらはまってしまうことは必至の作品でした。
ただ一言、やっぱり面白い!この人は凄い!
見終わったあとに満足以上のため息をついてしまう
エンタテインメントでした。

オリジナルな作品、という言い方は妙ですが
(本来映画はどれもオリジナルですから)、
私が見たことがあるノーラン作品は
バットマンシリーズとプレステージだけですので;;
「原作のダークさ」を取り払った作品を初めて見てみて
思ったことは、
この人の作風自体が本当にダークなんだなあということ。
アクションシーンの凄まじさたるや、
夢の中だとはいえ
こんなに壊しまくり殺しまくっていいのかと思うくらいで
(もっとも夢の中の死にも大変な落とし穴があり、
後半のたたみかけるような展開に引き込まれて
時々呼吸を忘れました;;)。
もうひとつ、これは邪推ですが、
この人の心は優しいけれど、
何か哀しいものを抱えているのではないかなと
いう気がしました。
今回の作品はアクション映画の形をとっていますが、
実は家族愛の物語。
主人公の胸の痛みを感じながら、
夢に食われてはだめだよ、とつぶやいていました。
最後のシーンでは
嵐の雲を抜けた飛行機が
無音の中空をゆっくりと漂っていくような感じを受けました。
マイケル・ケインに迎えられるハッピーエンドの現実の方が
夢のように感じられたのは
夢の世界の余韻が覚めていなかったからなのか。
これまでのダークで非情な世界の作品に慣れていただけに(爆)、
不思議な余韻のラストでした。

そして楽しみにしていた俳優陣ですが、
皆作品世界にぴったりとはまったピースのようでした。
謙さんの立ち位置がかなり重要なもので
見ていて嬉しかったのですが、
レオ様は最近さらにいい感じになってきたなと思います。
(実は若いころは少し苦手でした^^;。)←タイタニックが苦手。
それにアーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが良かったです。
さりげなく登場するマイケル・ケインは
いるだけで場の空気を作り出してくれますし、
一瞬影が薄い?(オイ)と思われたキリアンも
ひどい目に遭わされつつ存在感をきっちりアピール。
エレン・ペイジの配役もぴったりだったように思います。
(ローラーガールズもそろそろ見に行きたい・・・。)
影のような存在であるマリオン・コティアールは
怖いくらいにキレイでした。

ということで、できるだけ筋に触れないようにしてみました
(いつもですか)。
興味のある方は、ぜひ先入観なしてご覧ください。
一度目でわけがわからず終わるということはまずないと思います。
つい気になって二度三度と見るうちに
拾いきれなかった伏線や精密に作り込まれた世界が
どんどん見えてくる作品ではないかと思います。
ノーラン監督恐るべし。
(やはり締めはこれでした(^^;)。)

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