« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月30日 (月)

蒼路の旅人

蒼路の旅人 (新潮文庫) Book 蒼路の旅人 (新潮文庫)

著者:上橋 菜穂子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

先日本屋さんで見つけてゲットしてまいりました。
このシリーズの文庫が出る都度に
ゆっくり読み進むのを楽しみにしていたのですが、
この巻はこれまでのものとは違いました。
といいますか、
私の反応がこれまでとは違いました。
これまでは大河小説をゆっくり読んでいくようなつもりで
のんびりと構えていたのですが、
今回は一気に読み終えて、
一度では飽き足らず何度も読み返し
(時間がないので切れ切れにですが)、
あげくが続きを待ち切れずに
軽装版で残り三冊をまとめて注文してしまいました!
これまでの巻は基本的に一巻完結だったのですが(二巻ものもあります)、
今回は主人公が一大決心ののち
一世一代の賭けに打って出たところで終わっているもので、
あと一年?も待つなんて到底無理、でした。
登場したときには子供であったチャグムが
青年から大人になる頃にさしかかってきたので
感情移入する度合いがずっと違ってきたのと、
自国のみならず世界全体が大きな嵐に巻き込まれていく中で
愛すべき(またはそうでもない)登場人物たちが
どう感じ、動き、活躍し、
一体どこに終着点を見出すのか、
もう気になって気になって。

勢いで購入した残り三冊の「天と地の守り人」は、
一気に読んでしまうのがもったいないほど
あっちにもこっちにもドラマが詰まっていて、
読みながら涙腺が壊れて仕方がないところがありました。
この物語に出会えて幸せでした。
その後「精霊の守り人」から改めて読み直していますが、
オリジナル世界の細かな描写が
いっそう生き生きとしたものに感じられて
以前よりずっと面白く読めるのが不思議です。
すぐれた書き手に作られた第二世界の物語は
やはり素晴らしいです。

同じように全巻揃えてしまった、という方も
案外多いのではと気がしてなりません;;。
私は待ちきれませんでしたが、
早く続きの文庫版が出てくれるといいなと思います

天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)

天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ) 

天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)

天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)

| | コメント (0)

2010年8月29日 (日)

トイレット

まだまだひたすら猛暑が続いております。
ほんとに雨が一向に降りません。
例年が涼しすぎたせいかと思っていましたが、なんのなんの。
今年は記録ものの猛暑であることを
今朝新聞を眺めていてようやく気がつきました(^^;)。

さて、どうも上映期間を勘違いしていたようで、
見に行くつもりだったローラーガールズが
えー、終わってしまっていました(TT)。
入れ替わりでトイレットが始まっていましたので、
こちらを見てきました。
荻上監督ともたいさんのコンビ再び、のお話は、
じんわりと暖かくて面白かったです。
(それでも結構涙腺にきたとはこれいかに;;。)
ちなみに小林さん、もたいさん、市川さん、加瀬さんなど
いつものメンバーの登場する
シリーズ?最新作の「マザーウォーター」も
近く公開になるようでした。
今回は小泉今日子さん参戦で楽しみが増えました(^^)。

所はカナダ。母親が亡くなり、残されたきょうだい三人。
ロボットフィギュアオタクで研究施設に勤務するレイは、
火事でアパートを焼け出され、
不本意ながら兄と妹と母親の母、ばーちゃんの住む家に戻り
同居することとなるが、
パニック障害のモーリーは外出ができないひきこもりで、
リサは勝気な大学生、口ではとてもかなわない。
そして日本人のばーちゃんは終始無言。
英語が通じず、挙動がさっぱり理解できず、
朝トイレから出るたびにため息をつくのが不思議でならない。
この人は本当に血のつながった祖母なのかと
レイは疑問を抱いてしまう。
同じ家にいて心も個性もバラバラなきょうだい三人が
ばーちゃんと暮らすことで
衝突したり歩み寄ったりしながら
お互いのことを思いやるようになり、
家族として大事に思うようになっていくお話、でした。
最初は見えなかったそれぞれの優しさが
お話が進むにつれて見えてきて、
勇気を出して自分の思いに正直になることで、
幸せな表情を取り戻していく様子は
素直に心が温かくなりました。
つくづく人の幸せとは
自分らしく生きられることなのですよね。

全体を包むほんわりとしたユーモアは健在で、
静かに個性を発揮するばーちゃんと
三きょうだいはもちろんのこと、
謎の住民?もちゃんといますし、
何でも3000ドル、というのに妙に受けてしまいました。
最後のオチはやっぱりなあ、と
妙に納得しましたが、
ばーちゃんの悩み(があったのなら)は
ほんとにこれで解決するものだったのか、
そしてレイの友人アグニは
3000ドルと女の子(の紹介)を手に入れることができたのか、
灰をそこに撒いて(置いて)しまってほんとにいいのか
・・・など、本編からするとどうでもいいことが
ついつい気になってしまいました(^^;)。
そして、忘れてはいけないのが
センセーという名前の猫ちゃんで、
なんと表情の豊かな猫だろうかとうっとり見惚れてしまいました。
もうひとつ、足踏みミシンが懐かしくて懐かしくて。
見ながら、そこを組み立てるんだ~とか、
ボビンが入ってないのか、とか
つい突っ込みながら見ていました。

果たして期待にたがわぬ暖かい、いい映画でした。
ピアノの演奏が楽しめるのも嬉しいおまけでした。

追記 ~ 
映画の撮影はカナダで行われましたが、
舞台はアメリカのようです。
劇中にアメリカ人という台詞があったようななかったような・・・。

| | コメント (0)

2010年8月21日 (土)

まだまだ続く暑さかな。

怒涛の一週間がようやく過ぎまして(常に言っている気がしますが;)、
今日は体力回復のため大人しくしておりました。
他に言葉が出ないくらい暑い日が続きますが、
今年はほとんど雨が降らず、
代わりに強い風が吹きつけることが多く、
いつもの夏とは異質な暑さだなと感じます。
ひと雨でもふた雨でも来てくれると随分違うんですが。
早く涼しくなれ~~と天に向かって念じています。

このごろ以前にまして我が家のPCの動作がのんびり化していまして、
力不足なのか窓が開けられないことがよくあります(TT)。
なので、あちこちにつながらないのは
全部そのせいだろうと思っていたのですが、
レイチェルさんのところで
Jackman's Landingさんが閉鎖されたことを教えていただいて、
驚くとともに、
そういう気配があったかもしれないなあと思いました。
(一番最近に覗いたのは7月前半頃だったかな・・・。)
こちらに逐一上がってくる情報を
有難く読ませていただいていましたので、
残念ですし、寂しい気持ちもありますが、
本当にお世話になったなあと感謝する気持ちが大きいです。
長い間本当にありがとうございました、と
片隅からお礼を言わせていただきますm(_ _)m。

ヒューについての情報も、
"Real Steal"の撮影の話題がちらほら目に入るほか、
降板した企画のことなど、人様のところで伺うばかりで
なかなか自分で調べる時間を取れなかったのですが、
ちょっと気になる情報も出ていまして、
これからまた新たな道を選んでいくのかな、と思ったりもいたしました。
いつものところから一口情報です。

ヒュー・ジャックマンとジョン・パレルモ(John Palermo)は、2006年に立ち上げた製作会社Seed Productionsを解散、パレルモは単独で新たにPalermo Productionsを設立したようだ。(Variety)

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」("X-Men Origins: Wolverine",2009年)のタイトル未定の続編の監督候補は、デヴィッド・スレイドとロベルト・シュヴェンケの2人に絞られたようだ。ヒュー・ジャックマンが双方と面談、最終決定を下すらしい。(ComingSoon.net)

Varietyの記事を眺める限り、
俳優業に専念するとはいっても
これまでプロデューサーとして関わった仕事については
変わらず継続していくようです。
ヒューの過密スケジュールを考えると
一体あれもこれもやっていけるものなのかと
ついつい余計な老婆心を起こしていたのですが、
やりたいことを一通りやってみて
これからの方向性を決めていったのかなとも思います。
ヒュー自身がプロデュースを志向したのでしょうけど、
友人でもあるパレルモ氏が
いずれ独立してやっていく助けになることも
考えていたのかなという気がします。
いずれにしても、
これからヒューがどういう仕事を選んでいくのか、
片隅から楽しみに見ていたいと思います。

それで目につくというか気になるのは
やはりウルヴァリンの続編なわけでありまして(^^;)。
時々どきどきはらはらしながら(爆)
見守っていきたいなと思います。

| | コメント (0)

2010年8月15日 (日)

インセプション

日々をやり過ごしているうちに、早お盆を迎えてしまいました。
ここにきて、普通の夏の暑さに近くなっているなと感じます。
ここ数年は夏があまり暑くならなかったというのもありますが、
少し前までの暑さたるや尋常ではありませんでした(TT)。
出来ていないノルマも山積みで、
早く通常営業に戻りたいものだと思っております;;。

といいつつ、実は先週インセプションを見に行ったのですが、
結構込み合っていてちょっと驚きました(失礼な)。
謙さん効果なのかな~と思った次第ですが、
上映時間が長めなのもあってか、
途中に席を立つ人もあり、
観賞環境としては微妙でした。
(ファンの人ばかりが来るわけではないからなあ・・・。)
謙さんとレオ様の共演!というCMの謳い文句に
あまり期待せずに行ったのですが、
看板に偽りなしだったのでこれにもやや虚をつかれました(^^;)。
いやはや、本当に主役級でした。
ビギンズで拍子抜けした記憶があったからなのですが、
疑ってかかるのもほどほどにするようにということでしょう・・・。

さて、物語ですが、
「夢に侵入してアイデアを盗む」
「見たこともない「夢」の映像」
というようなわずかな前知識により
どれだけわかりにくいのかと覚悟して見たら、
理屈が理解できていなくても
それなりにすんなりと状況が理解できてしまう(気になる)
物語の語りの上手さでありました。
相変わらず緻密で計算しつくされたノーランワールドで、
さくさくと語られる理屈を瞬時に理解するのは
到底私の頭では無理でありまして、
もう一度見るといいかな、という気持ちになりますが、
見たらはまってしまうことは必至の作品でした。
ただ一言、やっぱり面白い!この人は凄い!
見終わったあとに満足以上のため息をついてしまう
エンタテインメントでした。

オリジナルな作品、という言い方は妙ですが
(本来映画はどれもオリジナルですから)、
私が見たことがあるノーラン作品は
バットマンシリーズとプレステージだけですので;;
「原作のダークさ」を取り払った作品を初めて見てみて
思ったことは、
この人の作風自体が本当にダークなんだなあということ。
アクションシーンの凄まじさたるや、
夢の中だとはいえ
こんなに壊しまくり殺しまくっていいのかと思うくらいで
(もっとも夢の中の死にも大変な落とし穴があり、
後半のたたみかけるような展開に引き込まれて
時々呼吸を忘れました;;)。
もうひとつ、これは邪推ですが、
この人の心は優しいけれど、
何か哀しいものを抱えているのではないかなと
いう気がしました。
今回の作品はアクション映画の形をとっていますが、
実は家族愛の物語。
主人公の胸の痛みを感じながら、
夢に食われてはだめだよ、とつぶやいていました。
最後のシーンでは
嵐の雲を抜けた飛行機が
無音の中空をゆっくりと漂っていくような感じを受けました。
マイケル・ケインに迎えられるハッピーエンドの現実の方が
夢のように感じられたのは
夢の世界の余韻が覚めていなかったからなのか。
これまでのダークで非情な世界の作品に慣れていただけに(爆)、
不思議な余韻のラストでした。

そして楽しみにしていた俳優陣ですが、
皆作品世界にぴったりとはまったピースのようでした。
謙さんの立ち位置がかなり重要なもので
見ていて嬉しかったのですが、
レオ様は最近さらにいい感じになってきたなと思います。
(実は若いころは少し苦手でした^^;。)←タイタニックが苦手。
それにアーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが良かったです。
さりげなく登場するマイケル・ケインは
いるだけで場の空気を作り出してくれますし、
一瞬影が薄い?(オイ)と思われたキリアンも
ひどい目に遭わされつつ存在感をきっちりアピール。
エレン・ペイジの配役もぴったりだったように思います。
(ローラーガールズもそろそろ見に行きたい・・・。)
影のような存在であるマリオン・コティアールは
怖いくらいにキレイでした。

ということで、できるだけ筋に触れないようにしてみました
(いつもですか)。
興味のある方は、ぜひ先入観なしてご覧ください。
一度目でわけがわからず終わるということはまずないと思います。
つい気になって二度三度と見るうちに
拾いきれなかった伏線や精密に作り込まれた世界が
どんどん見えてくる作品ではないかと思います。
ノーラン監督恐るべし。
(やはり締めはこれでした(^^;)。)

| | コメント (0)

2010年8月 8日 (日)

西ノ京・唐招提寺。

毎日暑い日が続いています~。
仕事に出ている私はまだいいのですが、
家で過ごしている家人の方がかなり暑さにやられていまして、
熱中症になる人が多い事情がわかるような気がしてきました。
連日の猛暑でさすがに大気も不安定になってきたのか、
雨が降らないまでも妙に強い風が吹くようになり、
少し気温が落ち着いてきたような気がします。
ひと雨降って、少しずつ涼しくなってくれるといいなと思います。
人手不足と暑さでまだまだくたびれております。
ぼちぼちどころかぽつぽつ更新で
しばらく頑張っていきたいと思います。
(いや、頑張ってないなあ・・・(_ _;)。)

干上がってしまうような厳しい暑さの中にも
清涼感のある奈良の旅の続きです。
土と緑がたくさんあって、
しっかりと手入れされているお寺は
かなり蒸し暑い日ですら、美しさが際立つように感じます。
(妙な話で申し訳ないのですが、
唐招提寺でお手洗いをお借りして、
これが修行というものかと思うほどに
涼やかに磨き上げられた様子に感動すら覚えました。)
しっとりと美しい苔の森にたたずむ姿は元のままで、
仏様たちにご挨拶をしながら金堂の柱の美しさにしみじみとし、
境内をぐるっとまわって
鑑真和上の御廟にもお参りしまして、
しばし別世界にいる思いがしました(TT←嬉し泣き)。

立ち寄った売店で
鑑真さんの故郷の揚州の花で
ここ唐招提寺と皇居にしかない(らしい)
瓊花の香りのお線香を見かけまして、
初めて出会った香りのお香に驚き、
思わずひと箱求めてしまいました。
気持ち母へのお土産であったのですが、
焚いてみるとびっくりするくらい甘くいい香りがたちまち広がって、
私が嬉しくなりました。
改めて見るとどのお寺でも
オリジナルのお線香が出ているんですね~(当然でしょうか;)。
もともとお香が苦手だったこともあり、
自分が仏壇の世話をするようになるまでは
まるで眼に入っていませんでした・・・。
うっかり薬師寺でも求めてしまいましたので、
その後はセーブしなければ、と自分に言い聞かせておりました(^^;)。
(重宝しますのでつい;;。)
お花の香りがお好きでしたら
お香が苦手な方にもおすすめできるかもしれません。

このたび作り直したという鴟尾を眺めながら
大改修の結果(調査結果)についても気になりましたので、
奈良市内に戻ってから
お手頃な別冊宝島を購入しました。


写真など入れるつもりでしたが、
ココログが込み合っているとかで、
待っても待っても画面が出ません(TT)。
後で改めて追加したいと思いますm(_ _)m。

| | コメント (0)

2010年8月 3日 (火)

夏の奈良へ。

更新がすっかり止まってしまっていまして申し訳ありませんm(_ _)m。
ひたすら暑い、それも蒸し暑い日が続いております。
いささかバテ気味になっているのですが、
それ以上に運動不足から来る体力の低下に問題があり(爆)、
夏休みのシーズンに入ってさらに人手不足になる前に、と
一泊だけ出かけてきました。
(その後すぐに書くつもりが伸び伸びになってしまったのは
やはりバテているせいなのかも(_ _;)。)
ドライアイを騙しつつ
ちょっとずつ書いていきたいと思います。
ちなみに、1日にインセプションを見るつもりだったのですが、
時間がとれませんでした。
来週こそは・・・。

そういうわけで、1300年祭にわく奈良に行ってまいりました。
といいつつ、やはり向かいたいのは
平成大修理を終えた唐招提寺。
修理中にも2回ほど覗きに行ったのですが、
修理を終えてからの佇まいを確かめに行きたいと思いつつ
なかなか行けずにいました。
日傘を頼りに炎天下を休みながら歩いてみましたが、
この界隈に平日でこんなに人がいるものか、というくらい(いやその)、
皆さん頑張って歩いておられました。
お祭りのメイン会場の平城宮跡は
時間の都合で近鉄の車窓から眺めましたが、
これまた暑い中、頑張って歩いている人たちの姿が。
(JR奈良駅の西口から会場行きのシャトルバスが出ています。
ちなみに駅の表側はまだ工事中でした。)
今年の奈良は熱いです~~。

それはさておき、まずは玄奘三蔵院を見てから
薬師寺をぐるっとまわり、
水切れでいったん休憩を入れてから
ようやく唐招提寺に辿り着くありさまでした;;。

まださわりだけで恐縮ですが、
ぼちぼちと続きます。

024_2

↑町のいたるところにせんとくんあり。
 まんとくんはあまり目につきませんでした。

| | コメント (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »