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2010年4月26日 (月)

アリス・イン・ワンダーランド

実は公開すぐに見に行ってきていました。
3Dではなく、普通のバージョンを見たのですが、
十分に迫力の映像を楽しめました。
立体画面を見ると、
さぞ振り回される感覚がよくわかるのだろうなあと思いました。
(動きが突然強烈化したりしていました・・・。)

さて、あまりにも有名な原作があるわけなのですが、
今回は19歳になったアリスが
ワンダーランドならぬアンダーランドに迷い込み、冒険するお話です。
先にポスターなどを見ていて
心の準備が十分にできていたので(皆どこかコワイ)、
キャラクターを見てうわ、と思ったり、たいして驚くこともなく、
展開にひっかかりが出ることもなく、
滑らかに饒舌にお話が進んでいくな~と
感心しつつ見ていたのですが、
どちらかというと最初登場する現実世界の方が
十分不思議の国に匹敵するくらい奇妙では
(この人たちなんか変;;)・・・と、違和感を感じました。
原作の世界観が相当強烈なだけに、
映画オリジナルの部分で
エキセントリックぶりが印象に残りました。
(どうしても原作との比較で見てしまいますので。)
「この国の年代記にアリスという救世主が現れると予言されており、
残忍な赤の女王の恐怖政治に苦しむ彼らにとって、
アリスは残された唯一の希望・・・」という設定は、
なんだかなじみがあるなあ、
よくある設定だからかなと思いつつ見ていたのですが、
よくよく考えるとナルニアにおける
ペベンシーきょうだいのお話にも似ています。
類型としては珍しくはないので、それはそれでいいのですが。
思ったより(気がまえていたより)フツーの冒険話でした。
それは画面についても同じことで、
ブラックといえばブラックなのですが
思ったよりさらりと爽やか?な印象で見られたのは、
良くも悪くも強烈な先入観のおかげのようでした(^^;)。

ジョニデ演じるまっとうな?リベンジを心に秘めているマッドハッターは
相当まとも過ぎるような気がしまして、
無難度をさらに盛り上げていましたが、
個人的に一番気に入ったのはチェシャ猫でした。
動きがしなやかで柔らかそうで、
中身はオッサン(すみません;;)でしたが
猫好きなら堪らないのでは??
ずっと憂鬱そうなしかめつらをしているアリスの顔の系統は
白い魔女やライラ系の美人さんを連想しまして、
けものに乗って走るところなどでは時折り被って見えました。
吠えまくるけものの顔も
どこかで見たようなものだったなあ
(そんな映画ばっかりみているともいいますが;;)。
瞬時に牙をむく表情はイオレクかと思ったけれど
実はヴァンヘルが変身した狼男の動きにも(以下略)。
ジャバワッキーの声がリー様であることを
完全に失念していたのが残念無念でした。
ジャバワッキーの動きはナズグルの乗り物とも違いますが、
なんだかおなじみのクリーチャー;;の表情をしていて
(羽をつく動きが面白かった♪)、
二本足で歩くところがなんとなくタシを思わせました。
ホビットに出てくる竜をなんとなく期待していたので、
なにかしら違うのだけれど
奇妙なナニカというところでは及第点(何様)でありました。
ヤマネはどうしてもリーピチープと被りました;;。
あれは眠りネズミだと思っていたんですが、
あんなキャラだったかなあ・・・(記憶が既に無い)。

ということで、
画像も物語もバランスよく見事にまとめあげているのは
やはりすごいと言えるところで、
たいして破たんもせず、
原作のイメージを木端微塵にすることもなく、
主人公の成長物語として仕上がっているのは
好みは別としまして、
やはり監督の腕があってかと思いました。
同じ原作もののチョコレート工場と比べると
ぐっと奇妙度やブラック度が薄まっていたのは
原作の印象が強すぎるからなのか、
原作のイメージを重要視して無理なお話?に仕上げなかったからなのか、
そのあたりはわかりかねるところです。
適度なオマージュや隠しエッセンスとして
原作のいろんな要素が散らばっていたような気がします。
(奇妙な形の虫のような生き物がいたり、
冒頭での「魚」のセリフなどにお、と思いましたが、
考えすぎでしょうか。)
そこはかとなくディズニー映画だったなあ・・・と、
完成度とまとまりとある種の無難さを思い、
結果的な印象となりました。
良くも悪くもおどろ度は期待想像していたよりも低く、
完成度の高い冒険エンタ作品に落ち着いていたと思います。

好きなことを書き散らしてきましたが、
実は見終わった直後の印象は相当よかったのでした(^^;)。
あまりにブラックでなくてよかったと安心した一方
(相当覚悟?をしていました)、
徐々になにか無難でらしくないような・・・とじわじわと思えてきてしまいました。
これは贅沢というものなのでしょうか。

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