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2010年2月11日 (木)

ラブリーボーン

週半ばには嘘のように暖かくなり驚きましたが、
またじわじわと冷え込んできそうです。
まだまだ風邪を引いている暇はないので、
寒さ対策を万全に整えておかなければと思います。

さて、今日はお休みで一息つけました(^^)。
久し振りに映画館に行き、
ようやく「ラブリーボーン」を観ましたが、
蓋を開けてみると、あまり心構え(爆)は要らなかったです。
重いテーマであるにもかかわらず、
優しい、どうかすると暖かい雰囲気を感じたのは
主人公の少女の視点で語られているからでしょうか。
「これまでとは違う作品を作りたい」というPJの意図どおり、
もしくはそれ以上に、
思いもかけない「大作ではないけれど佳作」に仕上がっていました。
もちろん寂しさやつらさや悲しさややりきれなさは
ずっとつきまとい、
それにPJの本領発揮?のサスペンスシーンのタメは
やはり一級でしたが、
物語の終わりに、
私自身はまだたどり着けない成長と救いを見ました。
これは主人公の少女の心の旅路のお話なんだ、と思いました。
もう少し時間が経って、
すんなりと物語まるごとを受け止められるほど
私も成長できればいいな、と思ってしまった映画でした。
突然長女を殺害され、悲しみや憎しみに翻弄される家族と
天国とこの世の間の世界にとどまって
もといた世界と人々を見つめ続ける少女とを
物語はつぶさに語っていくのですが、
語るといっても言葉そのものではなく
画像やシーンが展開されてゆき、
これは何を意味しているのだろうかと想像をめぐらせながら
映画の世界に入り込んでいってしまいました。
画像の語る力は一級で、
やはりPJチームのお仕事は健在でした。
役者さんたちはというと、期待が全く裏切られることなく、
主演のシアーシャ嬢の熱演をはじめとして、
印象的なシーンがいくつも残る素晴らしいものでした。
犯人役のスタンリー・トゥッチの不気味さ、
豪快奔放なスーザン・サランドンの存在感は無敵。
父親、母親役ともにリアリティが素晴らしく、
妹役の子も、難しい役をこなしているのに感心しました。
(こころなしかアンナ・パキンを連想しました。
外見が似ているわけではないんですが。)
「この世から離れた向こう側の世界」と、
普段の幸せな生活から一変して
思わぬ不幸に着き落とされるという
これもまたいわば「世から離れた世界」と、
いずれも想像するのが難しい世界にいる人々を
違和感なく自然に見せてくれた役者さんたちの力は
凄かったなあ・・・と思います。
終幕はこんな風に終わってしまうのか、と思いましたが
(未熟者なもので;;)、
こういう映画、を見たのは初めてでした。
このテーマを扱って
こんなに穏やかな作品に作りあげることができるのかと、
とても不思議な気持ちになりました。
観る人によってとらえる部分は違うと思いますが、
なにか感じるところがある作品ではないかと思います。
ちなみに
見覚えのあるPJの巻き毛頭らしきものが登場しまして、
ああ人参じゃないんだなあ~とつぶやいてしまいました(^^;)。
多分「あれ」がカメオシーンではなかったかと思うのですが。

そんなわけで、
大満足を通り越して、
人生の宿題をいただいたような心持にされた作品でした。
もう一度、少し時間をおいてから、
観てみたい作品になりました。
そして、今後もシアーシャ嬢の作品は要チェックです!

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映画感想」カテゴリの記事

コメント

映画の紹介記事を見ただけで、苦手なジャンルの映画だと敬遠していたのですが、mayさんの感想を拝見したら、見たくなりました。
地元で上映してる間には行けそうにないけど、あとでDVDを借りてみたい気持ちになりました。

投稿: wata | 2010年2月26日 (金) 00時35分

私も最初に紹介記事を見たときには観にいくのは難しいかなと思っていたのですが、公開が近くなってきてやっと行く気になりました(^^;)。いろいろな感想があるようですが、私はいい作品だと感じました。wataさんにも楽しんでいただけるといいなと思います。
蛇足ですが、記事に書こうと思いつつ忘れていたことを思い出しました。劇中の本屋さんに『指輪物語』が置いてありまして、ちゃんと指輪物語と字幕がついていたのでほっとしました(本当に蛇足でした^^;)。

投稿: may | 2010年2月28日 (日) 00時13分

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