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2010年1月29日 (金)

智実さんの演奏会に行ってきました。

ここしばらくはプライベートでなにかと起伏が激しくなっていまして、
精神的にもやや疲れ気味なのですが、
楽しいイベントもいくつかありました。
イベントといいますか、
TVで「天使にラブソングを・・・」をつい最後まで観てしまったとか、
来週29日(もう明日です;;)に「エラゴン」が地上波放映されるとか、
週末に「Dr.パルナサスの鏡」を観たとか、
予想どおりドラマ「曲げられない女」にはまりつつあるとか
そんなものなのですが(^^;)、
26日に西本智実さん指揮の
ラトビア国立管弦楽団の演奏会に行ってきました。
9月にチケットを買ってずっと楽しみにしていたのですが、
急きょ思わぬ予定が入っていったん断念しかけたものの、
なんとか聴きに行くことができました。
当日券の扱いもありやや入りが心配でしたが
蓋を開けてみると、演奏前に指揮者が入ってくるだけで
嵐のような拍手がおこる盛り上がりぶりで、
演奏を聴いた聴衆の反応はそれはそれは熱いものでした。
私の中のアンテナが過敏になっているのかもしれませんが、
これまで聴いたことのある演奏の中で(わずかなものですが)
一番素晴らしいものだと言いきれるものでした。
音楽そのものがこんなに楽しい、
素晴らしいものだと感じたことはありません。
全曲チャイコフスキーのよく知られた曲ということもありましたが、
よく知っているだけに明快な解釈に驚かされ、
変幻自在に展開される音の饗宴に
今度はなにが起こるのかとわくわくして
退屈する暇もありませんでした。
帰宅してから印象を言葉にしておこうとしたのですが、
なんともまとまらず・・・。
以下戯言を置きますので、スルー推奨でお願いいたしますm(_ _)m。

楽しい楽しい音楽の時間を過ごしてきました。
音の海に安心しきってひたれる幸せ。もう大絶賛モードです。
退屈とは無縁。ひたすら快感。
もっともっと聴いていたかった。
この個性、この居心地のよさは何なのか。
きらきらとした色彩感、わくわくするような楽しさ、
音がそれぞれの楽器によって光のように輝いて反射している。
絵画的なような、おもちゃ箱のような(それもひっくり返したやつ)。
おなじみの曲で肌にも合うチャイコばかりなのかもしれない。
それにしても楽しすぎる。
この人がラベルを演奏してくれたらさぞ楽しいのではないか。
シェヘラザードも聴いてみたい。

前半で旋律の美しさやかけあい、アンサンブルの色彩やはじけて響き合う音に
じんわり感動する自分に気がつきましたが、
後半はますます調子の上がってきた木管金管の
きらきらと個性ゆたかな主張や歌に心躍り、
どーんと派手で、どうかすると勢いで盛り上がって突っ走りかねない?
チャイコの4番にして、
出るところでは大音量でばんと決めるのに、
大仰に感情過多に展開せずコントロールが行きとどいている。
ときに予想しない表現に驚かされ、ときに茶目っ気を感じ、
ふわりとした優しさや柔らかさ、丁寧さを感じ、
明るさ・楽しさを常に感じる。
個性的であるのにバランスがとれていてとても居心地がよい。
ロマンティックに走りかねないところで不意に
丁寧にふわっとするような優しいハーモニーが押してきたり、
えっと思うような切り返しに面食らったり、まさに変幻自在。
すごいテクニックなのに、というか、たぶんテクニックがあるからこそ
思わぬ解釈やハーモニーの柔らかさが生きる。
ああ、明るいなあ、楽しいなあ、とつい微笑んでしまいました。
最後の盛り上がりの手前で。
とても繊細なんですよ。そして正確無比。
完璧に音のコントロールができているから
音の大きさ、音色、硬さ柔らかさ、ハーモニーのバランスを自在に選べるから
解釈の表現がらくらくとできるんだ・・・と今さらに実感を持って感じました。
団員をびしびしと鍛え上げた千秋さまは正しい・・・。
思わずスコアをじっくり見てみたいなと思いました。
作曲家が書いた指示を正確に読むことは
とても大事なことなのかもと思いいたりました(これも今さら;;)。

時々ほんとに智実さんが魔法使い(黒天使?)のように見えたけど、
それはオケの皆さんの実力があってこそ。
そして指揮者の腕があるから自在に世界を遊び、
新たに構成することができる。
智実さんの音楽はやはり面白いんです。
よく知っている曲だからこそ、
こんなふうに演奏できるんだ~と意外性にどつかれて、
ショックのあまり?惚れこんでしまいました。
それにしても、オケの皆さんはほんっとに楽しそうで、
最後にパートごとに立ちあがった時の
屈託のない明るい笑顔が印象的でした。
ヴァイオリンのソリストの方の演奏は本当に素晴らしく、
割れんばかりの拍手の嵐が起きました。
(ヴァイオリンが緑色に見えたのは気のせいなのか?)
全曲が終わり、最後に拍手をしながら思わず
素晴らしい演奏をありがとう、
楽しかったです~と心の中でつぶやきました。
ああ、ほんとうに楽しかったです。
無理にでも来ることができてよかった。

最初に智実さんの指揮の曲を聞いたのは飛行機の中で
(全日空のプログラムでした)、
衝撃のあまりイヤホンにかじりつき、
名前も知らなかったので機内誌を見て名前を覚え、
帰ってすぐにCDを買いに走りました。
そのくらい衝撃的でありました。
地方にまで来てくださってありがとうございました

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