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2009年9月 5日 (土)

3時10分、決断のとき

今日(4日)はとても残暑を感じる快晴でした。
夕方近くにピーカンだというのに凄まじい雷の音がして
驚いていたのですが、
そのあとバケツをひっくり返したような土砂降りになったようで
(←私は幸い建物の中にいました)、
夏の名残を存分に?楽しんだ一日でした。
実は先日のお休みをずらしてもらっていたので、
朝から『スッキリ!!』にて
ヒューの姿を少し拝むことができまして、
さらにそのあと
春に出来たシネコンにようやっと出かけることができました。
久し振りに、少し人心地ついたような気持ちになりました。
で、何を観たかといいますと、
これもこちらではやっと公開になった『3時10分、決断の時』です。
(以下、一部白文字にしています。)

エルモア・レナード原作の傑作西部劇「決断の3時10分」(1957)を、
ラッセル・クロウ&クリスチャン・ベイル主演で
ジェームズ・マンゴールド監督がリメイクしたもの
・・・という前知識のみで、
リメイク元の映画の知識も仕入れないままに観たのですが、
良かったです、もうとても(^^)。
日本版DVDが出たら買いだ!と思いました。
西部劇に全く詳しくないもので、
最初は画像がどれもキレイなことや
悠々とした展開を漫然と楽しんでいたのですが、
なんといいますか、
人の描写が細やかで表情を丁寧に撮ってあり、
俳優さんのファンでなくても
だんだん惹きつけられてしまうのではないかと思いました。
なのでファンならばなおのこと、
これでもかと美しいショットで撮られた
ラッセルとクリスチャンの演技を本当に堪能できます♪
登場時点のクリスチャンの姿は
一瞬『ニュー・ワールド』を思い起こしましたが、
「脚本を見て絶対に演じたいと思った」と
語った気持ちが想像できるほど、とてもいい役柄でした。
一方のラッセルの方は
愛嬌があって人好きのする可愛い笑顔を持つ性悪説の悪党、とでも言えば
少しは表現できているといいんですが;;、
とても人間味があるけれど他人は信用しない、
世の中の裏表を思い知っているからなのかひどく冷酷になれる、
複雑な役柄を軽々とこなしているように見えました。
物語が進むに従って、
ゆっくりじっくりと描かれる展開や人間模様は
今時貴重ではないかと感じるようになり、
やたらと人が簡単に殺されていくシーンはややつらかったですが、
登場する人たちが単純に善玉側悪玉側と分かれているわけではなく、
正義側の顔をしている護送団(賞金稼ぎ?)が
ラッセルを人殺しとののしるのですが、
自分はアパッチ族の女性や子供を平然と殺害した過去があったりしまして、
結局銃を持っている人達は紙一重なところがあるわけです。

(それでもやっぱりラッセル演じる悪玉ボスは
簡単に人を殺してしまいすぎですが。)
といいますか、
強盗団も護送団も
どちらも「いっちゃってる」ところが多分にあり、
またそれぞれの立場の良心もあったりします。
観ているうちにどういう関係なのか
わからなくなったりするところもありました。
(最後は完全にチームが再編成されてしまっていまして、
このどんでん返し&どんでん返しを描くために
ここまで来たんだな~と思いましたです。)

歌を歌って囚人を寝かせない男も相当でしたが、
強盗団のナンバー2のベン・フォスター君が
エンジェル役からうってかわって
笑顔の不気味な男を好演していました。ああ怖かった・・・。
ほかの俳優さんたちも
(キャストがわかるともっと面白いのかもと思うのですが)
とてもいい仕事をしているなあと思いました。
そういう人たちのはざまで
クリスチャンが演じるダンの
厳しい社会の荒波でもがくお父さんの姿が
とにかく丁寧に描かれていまして、
こんなにじっくりと物語を見せられたのは
なんだか本当に久し振りだなあ・・・と、幸せを感じました。
最後の展開には、
おーい、そんなことしたらボスも危ないんじゃないの?
などとつぶやき、
これじゃどう転んでも助からないじゃないの、
ともつぶやいたものの、
きっちり胸が熱くなってしまいました。
思春期の息子もちゃんと成長したし、
多分心の拠り所(信じられるもの)のなかった悪玉ベンも
余裕しゃくしゃくのポーズは崩さないものの
体をはったダンの「説得」に得難いものを貰って
これはベンのハッピーストーリーなのかもしれない、と
思ったりもしました。
留置所(刑務所?)に送られても
さっさと脱獄してしまいそうですし。
ダンの苦労は何だったんだろうという気もしますが、
彼もまた欲しいものは手に入れたので
これでいいんでしょうか・・・(泣)。


そんなわけで、
二人の俳優さんのファンの方は
今さらですが、本当に必見だと思います。
物語も結構深くて、私には楽しめるものでした。
最後の人々の手のひらの返しように続く展開は
何か(の作品)に似ているな、と思いつつ思い出せず
気になっております。
う~ん、なんだったっけ・・・;;。

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