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2009年1月 4日 (日)

K-20 怪人二十面相・伝

お正月の疲れを落としに、今年最初の1本はこれにしました。
楽しい気分になれる活劇を見たかったんです♪

公開時の金城くんと松さんのお話を聞いて
観てみたい気持ちが強くなったのですが
(特に金城くんは
実に面白い役者さんだなあ~と思いました)、
蓋を開けてみると、
この監督さんはもしやノーラン監督の作品のファンなんだろうか?
・・・と実に短絡的に思ってしまいました。
『プレステージ』のアイデアとマジシャン=役者のような身のこなし、
『バットマンビギンズ』を思わせるある展開に
宮崎作品のまっすぐな冒険をほどよく混ぜたような
まこと冒険活劇でした。
設定を「第二次世界大戦が起こらなかった」日本の
「1949年の帝都(まだ帝都なんです)」において、
架空の格差社会で起きている問題の重さを加えていて、
ただ軽いだけの物語に納めないでいて、
かつ物語的に気軽に楽しめるエンタテインメントに
仕上がっていました。

何を書いてもネタばれになりそうなので
細かいことは避けますが、
最初のところで、おお!と思った気持ちは
『プレステージ』を見られた方ならわかっていただけると思います。
金城くんが適度に三枚目?のテイストを含みつつ
とても魅力的な主人公を演じていました。
このキャラクターだから救われたといいますか
物語が軽やかになっています。
対する明智小五郎役が仲村トオルで、
この人が正義側かあ・・・と思ってみていましたが、
なるほどの展開でした。
といいますか、
「正義側」が特権階級ですので、全然正義に見えないのでした。
(官憲なんかもう最低です。)
スラムのようなところで生活している孤児たちを
影から調査する身なりのいい少年探偵団が
全く正義側に見えなかったので、
彼らは設定で割りを食っている感がありました(^^;;)。
「怪人二十面相」自身が当初まるっきり義賊らしくなかったので、
・・・「彼」が義賊になる物語、といえるのかな~と思いましたです。
松さん演じる華族のお姫様は
賢くてお転婆で勇気のあるまっすぐな女性で、
ラピュタのシータを思い浮かべたりしましたが、
監督さんのイメージでは
『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーン風なのだそうです。
『バットマンビギンズ』のおヤッさんたちのような立場の源治さんは
もう文句なくツボでした。
ラストシーンはもう、「そのまんま」で
つい嬉しくなってしまいました。
上海ロケがあったそうですが、
そこで撮ったのかな~と思いながら見ました(←推測です)。

もう一つ、ツボだったのが鳩でした。
主人公の平吉がことさらにかわいがっているのですが、
実際に写る鳩が本当に彼になついているようで
可愛いのなんの。
予告編で『レッドクリフPartⅡ』の画面が出て
別の鳩が登場したので、う、と最初は思ったのですが、
この鳩は
ニコラ・テスラのエピソードからもらったのだそうです。
彼も鳩を愛する方だったのですね。


ぱあっと明るい気持ちになったり
お腹を抱えて笑うようなお話ではなかったですが、
笑顔で生きていきたいな~と思える作品でありました。


帰りによく行く映画館を通りかかったところ、
『オーストラリア』の布ポスターがどーんとかかっていました。
ここなら心おきなくリピートできますhappy01

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コメント

あけましておめでとうございます。とりあえず松の内ですのでご挨拶をば。
「K-20」面白そうですね。原作は劇作家の北村想さんの小説ですが、こちらも面白かったですよ。原作でも明智小五郎が正義というわけではないです。機会があればぜひ。私も映画、見に行ければ行きます。まだ近所の映画館まで来てませんですgawk

投稿: てんてん | 2009年1月 5日 (月) 19時20分

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします♪
面白かったんですよ~。ちょっと金城君のファンになりかけましたが危ういところでした(←これ以上追っかけを増やす余裕がないんです^^;)。ヒューもそうですが、頭がよくてカワイイ役者さんに弱いようです。
原作のお話はパンフレットにあった監督のお話などにもありまして、明智氏は「嫌な人」として描かれているとか;;。手に入れば読みたいなと思っております。

投稿: may | 2009年1月 6日 (火) 21時24分

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