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2008年11月22日 (土)

P.S.アイラヴユー

『S』の感想を書くといいつつ伸び伸びになっていますが、
都合でこちらを先に失礼します。
平日の昼間に観たのでさすがにがらがらで、
じ~んとしながら最後まで座っていたのは私一人。
大変贅沢といえば贅沢な時間でした(^^)。
お話は、
ヒラリー・スワンク演じるホリーが
突然愛する夫、ジェリーさん演じるジェリー(おんなじ名前です)を失い、
自暴自棄になるものの、
しばらくしてから届き始める夫からの手紙に導かれ
少しずつ自分を取り戻し、
二人の結婚に反対していた双方の両親とのわだかまりも
少しずつ溶けてゆく、というもので、
コメディ要素の入った、泣けるラブストーリーという立ち位置かと思います。
で、泣かされたかといいますと、
始めのあたりから最後まで涙腺が壊れっぱなして
はっきり言って息をするのが苦しいありさまでした。
ああ映画館が空いていて本当に良かった(爆)。

泣ける筋立てというのは実は苦手で、
ひとえにジェリーさんが見たくて行ったのですが、
彼のファンは必見かと思います。
最初の場面のあとに唐突にお葬式のシーンになって驚きましたが
(こんな式はいいなあと思いました。
友人たちはお焼香の代わりに順番に杯を開けて、
本人の歌う(録音された)陽気な歌に皆が笑い転げるんです)、
そのあとに現実にはもういないジェリーさんが
全開の極上笑顔で出るわ出るわ、
結構踊るわ歌うわの場面もあり、
陽気でチャーミングなアイリッシュ(本人はスコティッシュでしたっけ)の
面目躍如の魅力全開でした。
ミュージカルというほどではないですが、
音楽があちこちにちりばめられていました。
実際にこんな夫はいないよなと思うくらい
若い女性の理想のような夫ではありましたが(^^;)。
肉体美?や、やや下ネタ系も入っていましたが、ジェリーさんだから何でも許す。←オイ)
『幸せの1ページ』とやや被るような設定と
キャラクターの性格でしたが、
彼の魅力がよくわかる役どころでした。
ヒラリー・スワンクは
これまでのイメージとずいぶん違う役どころでしたが、
違和感なくすんなりとこなし、
体当たりであれもこれも挑戦したあたりは
さすがの演技派でした。
彼女をとりまく友人知人のキャラクターが
皆どこかズレていて、
個性的だったのが楽しかったです。
親友の二人も、複雑な彼女遍歴?を重ねたお兄さんも
なんだかおかしみがあってよかったです。
(彼も歌う人なのだそうですが、作品中では出番がなかったです。)
それにアイルランドの風景やパブの様子も入りまして
そのあたりもツボでした。
(アイルランドもギネスも大好きです♪)
いろいろ確執をかかえていたホリーのお母さんの
ラストのエピソードは素敵でした。
最後のP.S.・・・の台詞もよかったです。

一体どうしてこんなに泣けたのかというと、
ホリーの気持ちにシンクロしたのもありますが、
もし先に世を去らなければならないのだとしたら、
残されてしまう人のために
こんなメッセージを残すことができたら
どれだけ気持ちを救ってあげられるだろうかと思ったことや、
自分は生きて君を愛せて(愛されて)幸せだ、と
ストレートかつ明快に相手に伝えているあたりに
やられたようにと思います。
最初のケンカシーンでもちゃんと収集をつけてくれたので
(あとの展開を考えると)見ながら本当に安心しました。
実際、生きていると間違いばかり起こしてしまいますし(私はそうです)、
不測の事態が起きれば、
後悔ばかりがエンドレスで残ってしまいます。
誰もが「今」の時間を持っているだけで
その先まで約束されている人は一人もいないことを
日々生きている中では忘れてしまって
つい小さな不満を常に抱えていますが、
本当は元気でその日を過ごして
ちょっとした嬉しいことややりたいことをできることこそが
この上ない幸せなのにな、と
映画を見ながら改めて思っていました。
人間誰でも間違うことはある、という台詞も
心に残りました。
人は許しながら忘れながら、
笑って泣いて、その日を楽しんで生きるのが一番だなと
今さらに思ってしまった次第でした。

観終わって息ができるようになってほっとしましたが
(そのあとがちょっと大変でしたが;;)、
とてもあったかい気持ちになりました。
人と自分を見る目が優しくなれるような気になる作品でした。

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