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2007年10月28日 (日)

魔笛

ノートン君の期限切れが迫っていたので
昨日は一日中、延長やらなにやらをしていたら
どっと眼が疲れてしまいました。
でも行かなくてはと、今日は映画館に出かけたところ
さらに追い討ちとなり、
そのままほぐしてもらいに行きました。
(本当に何やってんでしょうね自分;;。)

さて、モーツアルトのオペラ『魔笛』はダイジェスト版を見たくらいで、
有名なアリアはいくつか聴いていますが、
えーと、どんなお話でしたっけ?という程度の認識しかありません。
なので、映画版がどう違うか、ということは
ほぼ全くわからないままに、
映画を見ただけの印象を書きたいと思います。
お話にはあまり触れませんが、
一部映画ならではと推測されるところを白文字にします。

一つだけ聞いていたのは、
ケネス・ブラナーが舞台を第一次大戦に置いたということ。
反戦のメッセージがしっかりと入っていたように思います。
お話は塹壕ではじまり、塹壕で最高潮を迎え、
ハッピーエンドで(ちょっと寂しさはありますが)幕となります。
なんとなく『戦場のアリア』を思わせるところもありましたが、
なんというか、もっとシュールで、
具体性があるようでない、
不思議な物語に仕上がっていたように思いました。


最初が突撃場面からはじまり(BGMは序曲だったのでしょうか)
トールキンのことを考えていた私もどうかと思うんですが、
夜の女王とザラストロの軍が延々と戦っている、という設定だったようです。

ここでますますもとのお話がわからなくなり
(もっとシチャメチャなお話だった印象があるんですが・・・)、
面倒になって、映画のお話に埋没することに決めました。
名前が似通っていてこんがらがるとも聞いていましたが、
いざ埋没してみると、そこまででもありませんでした。
いろいろキテレツな展開ではありましたが
これは原作どおりなのでしょう、多分・・・(←推測)。

まず歌ですが、これは文句なく皆さんよかったです。
タミーノ、ザラストロ、と、パパゲーノ。
特に男性陣はどれも良かったです。
女性陣も良かったのですが、
時々音域によって頭に響いてつらいものがありました(_ _;)。
最初に登場する女王に仕える魔女女性3人組が怖くて怖くて。
女王のアリアは、歌もですが、
顔の表情をこれでもかとアップにされると
心底恐ろしいものがありました(^^;)。
もうわかりましたから勘弁してくださいといいたくなるくらい凄かったです。
映画では全て英語で歌われていて、
当然ながら字幕も付いていたので、
お話がものすごくよくわかって、
夜の女王のアリアの内容もそれはもうよくわかって
(オペラとお話が同じかどうかはわかりませんけど)
その点ではとても満足できました(^^)。
唐突に現れる3人組の少年もなかなかおちゃめで
頑張っていてよかったです。
(君たちはどっちの味方なんだ、と
突っ込んでみたりしていましたが、
それを言うと、笛もベルも
どっち側にいてもきちんと作用していましたので、
もっと普遍的なものなのでしょう。)


なんとなく奇妙に感じたのは、
延々と繰り返される憎しみの連鎖に巻き込まれ
(その根源は女王とザラストロの恋と別れだった??
としたら、なにやら個人的すぎる気も。)
死と隣り合わせの粛々とした現実の中で、
若者たちが愛のためにと命をかけ
愛を失ったと思えば(勘違いなんですが)情熱のあまりに死のうとする落差。
ノーテンキとは言いませんが、
その情熱が結局平和を勝ち取るのですが、
・・・この若者のパッションがあるから
それでも世界は保たれているのでしょうか。

うーん、モーツアルトですがら、
愛とナンセンスがあるのは当然かもしれません(←偏見)。

いろいろ「うーん?」と思うことが多かったのですが、
元のオペラを見たら、もっと色々なことが見えてきて、
より楽しめるような気がします。
女性3人組がナースの格好をして登場したり
女王が戦車に乗って現れるなんてことはないでしょうから。



と色々書きましたが、
オペラをこの上なくわかりやすく、楽しく鑑賞できて
とても面白かったです。
(ドイツ語の舞台を見るのではこうはいきません。)
ちなみに
美男美男と連呼されて登場したタミーノが
時々トム・ハンクスに見えてしまったのは
多分私だけでしょう;;。



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