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2007年9月22日 (土)

苔の森ハイク。

中日に少しだけ森歩きに行きました(^^)。
有名な大木を見るよりも山道をゆくよりも、
ただ森に入っていたかった私です。
どちらにしても登りは避けられませんが(山ですから)・・・。
写真が間に合っていませんので、また後日追加したいと思いますm(_ _)m。

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   (↑追加してみました(^^)。以下続きます。)

当初からどこかのガイドさんにお願いしようと思っていまして、
観光協会HPのガイド協会リストから
ここならいいかな、と思えるところを探し、
一番初心者向けらしく、森の良さを楽しめそうな
「白谷雲水峡」コースに決めたものの
体のコンディションが良くなかったもので
半日コースにするか一日コースにするか散々迷い、
一日に決めたあともしばらく悩んでいました(しつこい_ _;)。
前日に電話をした際に聞いてみると
「地元では幼稚園児が遠足に行くところですよ。」と
笑われてしまいました。
幼稚園児ほどの体力もないかも、と切り返しましたが、
結果それを実証してきてしまいました(爆)。

さて、当日は永田の宿周辺は朝から晴れ上がっていたのですが
しばらく車で走るとずんと空が暗くなりしとしとと雨が。
車の中で早々に上下のレインウェアを着用。
雨の多いところなのでここまでは予想内でしたが、
続いてガイドさんから
太鼓岩まで登ってもおそらく何も見えないと思われること、
(最後の太鼓岩までの200mだか15分だかが
唯一きつい登りなのだそうです。)
途中の川が増水して帰りに渡れなくなる可能性があること、
ついては半日コースに切り替えて、
お弁当も置いて手ぶらで行って帰ってこよう
(水は途中で補給可)
・・・というような説明があり、なんだか脱力しました。
嬉しいけど、いいんですか?という感じで。
ほかの参加者の方々は普通の若者だったり
がしがし歩けそうな男性だったりしたので
残念なんじゃないかな~と思えもしたのですが。
慣れない山道に慣れない(初めての)雨の中の歩きで、
あれだけ疲れずに済んだのは、
身軽でかつさらにペースを落として歩いていただいたからなんだなと
あとになってわかりました。
道々に植物の解説をどんどんしていただけたし、
あと少しです、とか、この先はこれほどの急なところはないですよ、とか
絶妙な励ましの言葉をさりげなくかけるなど
初心者に優しいプロぶりで、とても助かりました。
若くて体力に自信があって独りを楽しみたい!というのでなかったら、
ガイドツアーを是非おすすめします。
もっとも、がしがし登りたい向きには
さらにお役立ちの地元プロガイドもありますので、
一度検討してみる価値はあると思います。

身も心も軽くなったところで、いざ歩き始めまして
細い道を登っていくと、どーんと巨大な平岩が目の前に。
「憩いの大岩」と名前がついていて、猿が憩うのか?と思いきや、
ここを登らないとどこにも行けないとのことで
登るのは人間でした;;。トレッキングシューズがもうお役立ちに。
雨のお陰で激流となった滝の音が凄まじく、振動が伝わってくるようで、
森にさえぎられながらも降り続き触れてくる雨といい、
濡れる、というよりは、
水(もしくは霧)に包まれています、という感触でした。
レインウェアを着ているのもありますが、
全く、濡れて不快、という感覚がないのです。
フードを被っていると視界や音声が遮られ、
カメラの使用も限られるのが辛いといえば辛いのですが。
雨が多く、あっというまに下界まで流れていってしまうので
山(の土)の栄養が流れてしまうと聞いたことがありますが、
降った雨はまたすぐさま苔のフィルターを通り抜け、
濾過された山水としてすぐに口にすることができるのだそうです。
おかげで美味しい水はしっかり飲めたし、
水を得た木々や苔は生気を放ち一層艶を増して、
むしろ雨の方がここは美しいのだといわれるのも納得できました。
(そう考えると雨の中を歩く元気が出るという面もありそうでしたが;;;、
雨がずっと降らないときには湧き水もわずかなのだそうです。)

Photo_3












(↑葉っぱの一つ一つがとてもキレイで嬉しくなりました♪)

川があっという間に溢れそうな勢いだったので
さくさく「もののけ姫の森」まで行きましょう、ということで、
吊り橋を渡り、ちょっとだけロープのお世話になってから、
途中の樹「くぐり杉」や「七本杉」などを見ながら歩いて歩いて、
到着したときには、どっと緊張が解けました。
気がつくと雨なのか汗なのかわからない状態で
頭はぐっしょり、体はほかほか、でも爽快。
ものすごい「気配」です。
歩いている間中感じるものと同じなのですが、
マイナスイオンの一言で言い切るにはあまりにも濃く深い、「気」。
「もののけ・・・」の看板が入り口にあり、
別意味でまた脱力しましたが(_ _;ついね)、
大きな切り株や横たわる樹々があり、
ずっと奥の深い森までが一面苔に覆われていて、
それらをゆっくり眺められる空間がありました。
ここをゴールにする人も多いようで、
順番に記念写真を撮ったり、苔を眺めて静けさに浸るなど、
思い思いにそれぞれの時間をすごしているようでした。

Photo_4

   (↑確かに古森でもロリエンでもない、東の国の太古の森です。)

やっと雨が少し落ち着いたのもあり、
ここでようやくゆっくり写真を撮ることが出来ました。
人は多かったですが、
森の気配はそれに増して圧倒的なものがあり、
もし一人で対峙したとすると、完全に呑まれてしまうだろうなと思いました。
畏れに近い深い感覚に襲われるに違いないけれど
おそらくは快さのあるものだろうなとも。
50ミリレンズではとても(何も)切り取れないので
下に降りてカメラを覗いていたら、
地元の案内人らしい方に
昔からずっとここを苔の森と呼んでいるんだよ、と声をかけられました。
・・・一瞬心を読まれたような気が(^^;)。看板に違和感がとかなんとか(爆)。
キレイに撮って帰ってね、と言われましたが、
私もキレイに写っていて下さいと祈る気持ちでした。(シャッタースピード超スローTT。)

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  (↑レンズは頑張ってくれたと思います。あとは腕の問題・・・。)

帰路につくとたまに光も射すようになり、
さまざまな植物を改めて眺めたり、写真を撮ったりしながら
割合ゆったりと歩くことが出来ました。
途中に何度かヤクザルにも出くわしまして、
あのスローな動きはなんなんだろうかと。
心なしかニホンザルよりも穏やかな感じがいたしました。
(←比較対照は宮島の猿です。)
ぐしょぬれのレインウェアの底力に感嘆しつつ宿に戻りましたら、
見事に晴れた穏やかな海が迎えてくれました。
なんちゅう気候のダイナミックな島なんでしょ・・・。
濡れたもののケアをしたのち、そのまま昼寝に突入し、
あたたかい海と戯れて、岩の上でのんびりを決め込みました。
ああ幸せ。

Photo_5

(↑樹の橋の向かって右端に動きのスローなオスザルがいました。
  クリックすると拡大画面が出ます。)


という具合に、
私なりの方法で体一杯にエネルギーをもらえた良い旅だったのですが、
今回ツアーに入ってみて自覚したことがいくつかありました。
一人旅だからドキドキする、不安に感じる、
屋久島にどうしても行きたくて、来れて本当に良かった~という
きらきらした期待と感動に満ちた
若いお嬢さん方の話を聞いていて、
結構私は長く生きてるんだな~と妙に納得してしまったこと
(同じような記憶を結構いくつも取り出せます)。
彼女たちを見ていて、気分は母になってしまったこと。
一言で言うと、年輪の自覚ですか(爆)。
注意力が散漫になった分;;リラックスできて、
マイペースを保ちやすくなったので
トシをとるのも悪くないとは思いましたけど。
 
春には樹々に花が咲き、薄いピンクなどに彩られてそれは美しいそうです。
(写真を見せていただきましたが、とても可愛らしいです。)
訪れるなら6月頃がベストで、
5月の連休は絶対に来ない方がいいそうです。
縄文杉のあたりなどものすごい人数が集中して
ラッシュさながらなのだとか(^^;)。


ちなみに映画『もののけ姫』は劇場で4回鑑賞し、
作品ビデオ、メイキングビデオ、アートブック、
サントラCD、オケ版CDが我が家には揃っております。
もののけ姫はむしろ好きな類に入っておりますので蛇足まで(^^;)。



Photo_6

(↑縄文杉より大きいという七本杉はエントに見えなくもなかったです。
  つくづく別の病にかかっている私・・・;;。)

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