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2007年7月 2日 (月)

あるスキャンダルの覚え書き

いや~やっと見られました(^^;)。見られて良かったです。
夕方の回は結構すいていましたし、
上映時間が短かったのでラッキーでした。

公開後久しくなっていると思いますので、
感想(印象)だけそのまま書かせていただきます。
未見の方はご注意ください。

なんといっても、俳優さんたちが実に鬼気迫っていました。
皆さん舞台役者さんでしたっけ?
ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット様(←つい)、ビル・ナイ。
1時間32分の比較的短いお話でしたが、
職場の学校とそれぞれの自宅が舞台という狭い世界で
ずんずん進んで、最後にはぞっときました。
これはジュディ演じる独身教師の「友人」ハント履歴の一つ、なんですね。
友人をカッコで括ったのは、
これを友人とは言わないだろうなということで。
なんというか友人以上、恋人未満。
自分と同じ孤独でいてほしい(ということなのでしょう)、自分のそばにいてほしい。
自分の中にある子供じみた欲求を省みる能力に欠け
結局誰かを愛すること=誰かの幸せを願うことができない。
ケイト様演じるシーバが終盤で思いっきりジュディをののしっていますが、
いつもここまで言われたかどうかはわかりませんが、
新たな「標的」を見つけては「友人」となり
「別れ」を繰り返す人生って、実がなさすぎ。
だから狂気とも真性の異常者ともとれるんですが、
普通の生活に埋没していそうな人だから怖いとも言えるでしょうか。
そうそうこんな人がいたら困りますけど、
60年近い人生で、一体何を学んできたのでしょう。
タイトルの「スキャンダル」は
シーバの起こした15歳の教え子との関係のことで、
世間的にはこちらが盛大に叩かれるわけですが、
なんだかね。
一言で済ませるなら(いえ二言で)
ビル・ナイ演じる夫の「浮気なら大人としろ!」
「そばにいたのにどうしてなにも言ってくれなかった?」
に尽きるのですが、
見ていると、同情心が強いというか、流され易いというか、
少女のままの部分が残っていすぎるのかなと思いました。
(ピュアすぎるというか、オトナとして成熟していない。)
彼女の救いは夫であり家族なのかなと思いました。
元々彼女は夫の教え子で、
不倫の末に夫はもとの家族を捨てたとありましたが(確か)、
結局夫は彼女の理解者なのだろうなと
最後のところで思いました。
(しかし、思い切り年上の夫と結婚しておいて
どうして15歳と不倫に走るのか、好みが謎でした;;。)
この家族はそれでもなんとかいつかは再生できるのか?と
ほのかに期待をしましたけど(少なくとも夫婦は)、
ビル・ナイが本当にフツーの人でした(一応褒めてます)。
花丸をつけてあげたいくらいいい夫だと思いました。
タコ(イカ?)船長の印象がまだ新しいところですが、
何気にノリノリで楽しそうでしたし(ダンスもありました)
なかなか素敵でした(^^)。(視点が違いすぎ。)
教師の面々もかなりうっとうしい人間関係を形成していましたし
(不倫志望の相談をジュディにしに来た挙句
一日でシーバの「事件」を広めた男性教師の電光石火ぶりは一体)、
この夫が一番真っ当な人に見えました。

相当に精神の歪んだコワイ教師を演じながら
嫌らしさを感じさせない突き抜け感すらあったジュディは
さすがの貫禄でした。
ケイト様は少女のように愛らしく美しく、
ジュディと並んでひけをとらないど迫力でありました。
ほんとに作品ごとに全然違う人に見えます。
演じる俳優さんによっては
ずいぶん作品の印象も変わっただろうなと思いました。

ありそうなラストでしたけど
やはり最後のシーンは怖かったです。
人付き合いって難しいですよね(大間違)。

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