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2007年1月28日 (日)

どろろ

公開後すぐの日曜日で、混んでいるかと思っていたらそうでもありませんでした。
面白かったです。期待以上でした(^^)。
原作を読んだのははるかはるか昔で詳細は忘却の彼方なので
これはこれとして、ほぼすっきり見ることが出来ました。
大人になった百鬼丸とどろろ」の設定がやや不安でしたが、
これはこれで綺麗にまとまっていました。
二人とも好演でした。
柴咲コウは全身全霊がバネのようではじけていましたし、
妻夫木聡の殺陣も初のワイヤーアクションも良かったです。
そしてやはり大物悪役だった中井貴一は
一人刀さばきが大変決まっていました・・・。

(以下、全体にネタばれですので白文字で。)
CGについては、最初はおおやるじゃんと思って見ていたのですが、
導入部分が終わって次々妖怪を倒していくところにくると
笑いを狙っている気配のあるところもあったのですが、
トホホだなと思うところもかなりあり、
NZまで来てるんならWETAに頼めば・・・とちょっと思ってしまいました。
スムーズに殺陣と合っているところもあるのですが、
ちょっと息切れしたかなと思えるところが多かったです;;。
・・・気分は妖怪大戦争でしたが(^^;)それはそれで面白かったです。
妖怪よりも、唐突に背後に現れる琵琶じいさんの方がよっぽど妖怪じみていたかも。
冒頭であっさり文字どおり「二つにされた」地獄堂の住職は
あとあと明るく声で登場するので、
斬ってもあまり意味がなかったのではないかという気がします。
というか、簡単にばっさばっさと人を斬りすぎ。
体の48か所を失って生まれた百鬼丸が
どうやって代わりのパーツを手に入れたのか全く覚えていませんでしたが、
この時代にもいましたマッド・サイエンティストのごとき天才が。
(やはり手塚治虫・・・と思いましたが、原作どおりかどうかは覚えていません(爆)。)
父の野望により妖怪に体のパーツを奪われ、
取り戻すために戦い自らも化け物と呼ばれる百鬼丸の苦悩。

親を醍醐景光に殺され敵討ちを狙うどろろ。
収奪の激しさに子供を育てられず捨てる親。
妖怪の妻子を持ちそのため子供殺しを続けざるを得ない領主(?)。
長く
続く戦乱の中ひときわ残忍に戦と圧制を続ける醍醐。
どっちを向いても悲惨で理不尽で哀しみの空気が伝わってきました。
なので、最後の父子の対決のところが
意外にあっさり、それも広々とした爽やかな空間で行われてしまい、
しかも、ここまできていい人(?)ばっかりになるってどういうこと?
・・・と思わないでもなかったですが
(弟と母はあっさり殺されてしまうし、
それに妖怪が弟をちゃんと生き返らせたのも意外)、
きっちり詰めてきた前半に比べると、ちょっと拍子抜けする展開でした。
子供向けにしたかったのかな・・・?
最後の妖怪が自分の父自身で、彼を倒して最後の心臓が戻り
心の痛みを初めて取り戻す・・・という話かなと思って見ていたので、
ハッピーエンド過ぎのラストにちょっとうなってしまいました。
全くの覚え違いだったかな・・・。
ああ本当に覚えてないわ(TT)。
映画のまとまりとしては良かったとは思います。

で、父が最後だと思っていたら
(厳密に言うと父は妖怪に乗り移られただけでした)
あと24だか結構残っていたんですね。
だからまだ左の刀が付いたままなのか。
父(に乗り移った妖怪)が絶命したあとに戻ったのは
心臓だったんですよね・・・(自信なし)。


いつものようにいろいろ突っ込みながら見ていたのですが(爆)、
NZの壮大な背景は3人の追跡者の走った荒野に見えたり、
クレバインから身を隠した岩場に見えたり、
最初に登場した妖怪変化がシェロブだったり(大間違)・・・。
色調が少しセピア色に落としてあって、
意識しなければそんなに違和感はありませんでした。
少なくとも巨大シダはなかった(再爆)。
醍醐の城がハウルの城に見えたり(動きませんが成長しそう)、
二頭の狼妖魔の声がもののけの猩々のようだと思ったりもしましたが、
ここまで来ると個人の思い込みでしょう(いつもですが)。
蛾の妖怪の子供たちはヴァンヘルのヴァンパイアの卵・・・
すみません、もうやめますm(_ _;)m。
日本風の家屋が建っているところは、
どちらかというとラスト・サムライを思い出しました。
最後に出てきた海はどこで撮ったのかな~と
どうでもいいあたりまで気になって見ていました;。

ここまで堪能させていただいたら、もはや何の文句もありません(^^;)。
突っ込みのお楽しみはとにかく、
主演のお二人がとても良かったと思います。

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